太宰side
私が入水をしていたら
敦くんって男の子と美桜に邪魔された
少しお話ししてたら美桜が倒れたので
敦くんとその後に来た国木田くんと探偵社へ向かった
そして、なんと、敦くんは
「月下獣」という異能力者だった...
私がそう言うとそうかいっといって
そこからはなにも聞いてこなかった
この子の異能力「葉桜と魔笛」は
自らの血を使う...
血を流さなければ使えないからね...
あとは探知もできるんだっけ?
でも、川辺なんかでふらふらしていいのかな~
ギルドに狙われてるくせにねぇ
私が笑いながら話していると
美桜は睨んできた。
ポートマフィアをなにも言わずに
抜けたことなら許してほしいなっと
心で思ってると
私の胸へと飛び込んできて
叩きながら泣いてくれた。
美桜は、ポートマフィアの中でも変わり者で
優しくて気が利いて殺さない...
正しくは殺したくない思考を持つ人間だった
与謝野女医は、お茶を持ってきて
美桜は飲んでから
荷物をまとめて(荷物というか刀)出ていこう
としたのであわてて私は腕をつかんだ
その聞き方はずるいなぁ...
そういって手を離すと
美桜のお腹がぐぅぅ~っとなった
美桜に、ふ菓子を渡して
美桜は目をキラキラさせながら
私に向かって、ぐっじょぶっとポーズをして
1度1礼をした
美桜は扉から出る去り際にそう呟いて
出ていった
私は目をつぶり
敦くんへニコニコと微笑んだ。
そのあとは、喫茶うずまきへと向かった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。