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第1話

1.遙立くんはどくぜ………あれ?
430
2021/07/05 10:00
小日向 鈴花
えっ、わかる!それ面白いよね〜




<あの>
女子
……あれ?小日向さんと鈴木さんって知り合いだったんだ、
秋風 みこと
………………いや、
秋風 みこと
あれ。初対面。
女子
?!







◆◆◆





小日向鈴花、極々普通の中学生2年生です。
小日向 鈴花
おはよ〜みっちゃん!
秋風 みこと
はよ。クラス一緒だって、A組。
小日向 鈴花
やった!また宿題写させてっ
秋風 みこと
やだ。
この子は私の親友ことみっちゃん。
小日向 鈴花
え!じゃあ誰に借りようかな…
秋風 みこと
自分でやりなさい…!



ここでクラスに向かっている途中に、自己紹介をしてみよう、

好きなことは新しい友達が出来ること、色んな人と関わりたい系女子、あだ名はコミュ力魔人。
苦手なことは勉強。←やる気はあるんだ、出来なくって提出日が来てしまう負けなんだ。

そんな私ですが、最近は悩みがあります…


小日向 鈴花
(さーって、隣席の人は知らない人かな〜)
小日向 鈴花
っ……ピタ
でた。
小日向 鈴花
(あー…………なるほど。)
隣の席は……遙立くんですかぁ…


そう、この人こそが。私の悩みの種なのだ…

別に、私がみんなを好きだからと言って、全員が私に好きと言ってくれる訳でもないですし、私を目障りだと思う人がこの世にいるのは当たり前なんだけど……
小日向 鈴花
隣の席だね…っ?
遙立 津鶴
はぁ…毎日お前の顔見て声聞くとか目障りで仕方ないわ…。
小日向 鈴花
・・・。
ここまで言うことなくないですか?!?!

そう、この遙立津鶴はるたちつづるという男。
"異常に毒舌"なのだ!!
小日向 鈴花
(いや別に嫌うのはいいけど、そんな堂々と言うのは、なんかさぁ…?)
えーーーーー…っと…傷つくといいますか!!(出てこなかった)
うん、ともかく。隣の席って。不安だなぁ……
遙立 津鶴
何見てんの?きしょ。
小日向 鈴花
…………(う"っ)



それから。
悪口を。
言われ続け…

放課後。






◆◆◆





小日向 鈴花
疲れたぁぁぁああああ…ッ!!
(訳:疲れた。)
ちょっとドMに転生しようかな()
ここまでつっかかってくるとは思わなかった…。
小日向 鈴花
(ということで…)
神社に来た。(え)


神社に来た。(は?)
『パンッッ』
小日向 鈴花
遙立くんとッッ仲良くなれますよーにっ!!!!!!!
【神頼み】
小日向 鈴花
ふぅ…(これで明日からは遙立くんが私の事大好きになってるはずだ!)←ゑ
『プルルルルル…』
小日向 鈴花
あっ、もしもし~?みっちゃん?
秋風 みこと
あんた今どこ?
小日向 鈴花
神社!
秋風 みこと
え。







◆◆◆





さて、自体は緊張に突入しております。
2日目、2日目だぞひたすら遙立くんに罵倒される生活。
運動したら「全然出来ないじゃんやば」って言われて
勉強したら「そんなこと出来て当たり前じゃん」って言われる始末。
小日向 鈴花
(いや、でも神様にはお願いしたし??大丈夫…っ………です…よね……?神様?)
うんまぁとりあえず当たって砕けろだ!←砕けてる
小日向 鈴花
おっおはよっ
遙立 津鶴
今日も目障りな顔してんな
小日向 鈴花
あぅ…ッ
今日も毒舌なこと言いますね!!
ん…?
小日向 鈴花
(あれ……?)
キーーーーーーン…

きゅ、急に頭痛くなってきたんだけど?!遙立くんが毒舌すぎた?!
小日向 鈴花
…ッッ
あ…………れ…?なんかどっかから、声が聞こえてくるような……

キーーーーーーン…
小日向 鈴花
(あれ。)
遙立 津鶴
(やばい…)
『めっちゃ可愛い今日も顔整い過ぎててやばいてか寝癖あるんだけど、寝癖っ、かわ。可愛すぎて何、どうしたの?天界から降りた天使?大丈夫?天界人不足じゃない??てか可愛いクリクリな瞳でこっち見てきてるしてかおずおずしながらもおはようって言ってくれるの優しすぎでしょあと声可愛すぎてやばい俺の名前呼んで欲しいてか可愛すぎない?可愛いポイント1つ目なんだけど真顔なのにいっつも笑ってるおかげでもう少し口角があがってんのね?あと髪サラサラすぎでしょまじでツヤツヤだし触りたいし。可愛い、え?可愛い?可愛い。可愛い。可愛い以外の言葉で彼女を表せられるのか不思議になるくらい可愛い、え、ほかに言葉ある??ないでしょ?なんかもう可愛いとしかいいようがないどうしよう今日家帰ったらこの可愛さを表せる語彙を調達しなきゃ行けないかも』
小日向 鈴花
・・・。
ナンダ?コレ。

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