第14話

Present ( 知念侑李 )
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2019/10/06 05:28



『 雨だ 。 ねえ 、藤崎 。 雨なんだけど 』


『 予想 当たっちゃいましたね 』



ザーザー降りの雨 。 これが全て 食べられる飴だったらいいのに 。

あ 、藤崎って秘書 。 完璧で頼りになるから 、 みんな 使ってみて 、



『 ねえ 、 藤崎 。 いちごミルク なくなった 。』


『 買いに行かせましょうか ? 』


『 いい 、僕が行く 』


『 では 、私も 』


『 いや 、藤崎は会社よろしく 。 僕 、ある人と行くから 。』


『 分かりました 。 お帰りは ? 』


『 んー 、このまま帰るかな 』


『 分かりました 。 お気を付けて 』


『 ありがと 』



ほんとに頼りになる 。 会社サボれるし まあ 最高かな 。


僕ね 、あなたさんのとこ行く 。 なんか気になって仕方ないんだよね 。 おっちょこちょいだからさ 、


○○ と 書いてある 部署へ行く 。


声をかければ 、部長さんが1番に来てくれた 。



『 社長 。 どうされましたか ? 』


『 あなたさん いる ? 』


『 もしや …… ! なにか やらかしましたかあの子 。』


『 ううん違う 。 社長からのお食事の誘いだよ って 言っといて 。 僕 、ここで待ってる 』


『 分かりました 。 』



部長は大きな声で 、あなたさん ! あなたさん ! どこですか !! って叫んでる 。 デスクの場所知らないのかよ 。


そしてすぐ 、 あなたさんは 現れた 。




「 どうされました ? 社長 ? 」


『 侑李 。 』


「 さすがにここは無理です 。 」


『 じゃあ 、知念さん 。』


「 ん 、知念さん 。 どうされましたか 」


『 お食事の誘い 』


「 まだ 仕事終わってません 」


『 いい 。ほら行くよ 』


「 え 、あ 、 ちょっと ! 」




あなたさんの 腕を強引に引っ張り 、 お気に入りのお店へと 入った

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