季節は、春。
🦊『あなた。』
「ん?」
🦊『キスしたい』
「えっ、ちょ…………」
ちゅっ、と振り向きざまにキス。
🐰『あぁもう!!僕の前でイチャイチャするのはやめろ!!』
それを見ていたスビンは思わず怒鳴った。
🐧『まぁまぁ落ち着いてヒョン。お茶が入りましたよ。』
🐰『ん〜♡ありがとうヒュニンア〜♡♡♡♡』
🐻『お前らもラブラブじゃねーかよ…………』
とため息をつくボムギュ。
そう言ってコーヒーカップを持つボムギュ。
🐻『…………っあ、!!』
ガシャン!!!
「うわっ!!大丈夫!?」
🐿『あぁもう、左手で持つから………』
すぐに布巾を持ってくるテヒョン。
🐻『……………悪い。』
🐿『全く…………ヒョンは僕がいないとダメなんだから。笑』
そう言うと、ボムギュは顔を真っ赤にしてぷいっ、と顔を逸らした。
🐰『またこうして、ヒュニンの美味しいお茶が飲めるようになってよかったよ。』
🐧『ふふっ、スビンさんったら。笑』
「あのねみんな、実は…………」
🐻🐿🦊🐰『『え?』』
「……………私、赤ちゃん出来ました!!!!」
…………………
🐻🐿🦊🐰『『ええええぇぇぇ!?!?』』
あまりの大声に、建物が揺れた錯覚さえ覚えた。
🐰『ほ、ほんとなのそれ!?』
「うん、2ヶ月目」
🦊『………あなた!!』
「えっ」
ぎゅぅっ!!と思い切り抱きつかれたと思うと、
🦊『俺、今世界で1番幸せだよ!!!!!』
と言って、ヨンジュンは私にキスをした。
🐰『全く…2人のバカップルぶりには困るね。笑』
🐧『えぇ。笑』
🐧『でも、』
🐧『僕はこの日常が、1番幸せです。』
春の暖かい日差しが、チェ家をふんわりと包んだ。
END
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。