第120話

最終話
7,826
2021/03/30 03:26











季節は、春。









🦊『あなた。』


「ん?」


🦊『キスしたい』



「えっ、ちょ…………」



ちゅっ、と振り向きざまにキス。





🐰『あぁもう!!僕の前でイチャイチャするのはやめろ!!』



それを見ていたスビンは思わず怒鳴った。




🐧『まぁまぁ落ち着いてヒョン。お茶が入りましたよ。』




🐰『ん〜♡ありがとうヒュニンア〜♡♡♡♡』




🐻『お前らもラブラブじゃねーかよ…………』



とため息をつくボムギュ。




そう言ってコーヒーカップを持つボムギュ。






🐻『…………っあ、!!』




ガシャン!!!
 




「うわっ!!大丈夫!?」





🐿『あぁもう、左手で持つから………』
 



すぐに布巾を持ってくるテヒョン。
 



🐻『……………悪い。』





🐿『全く…………ヒョンは僕がいないとダメなんだから。笑』



そう言うと、ボムギュは顔を真っ赤にしてぷいっ、と顔を逸らした。




🐰『またこうして、ヒュニンの美味しいお茶が飲めるようになってよかったよ。』




🐧『ふふっ、スビンさんったら。笑』






「あのねみんな、実は…………」







🐻🐿🦊🐰『『え?』』












「……………私、赤ちゃん出来ました!!!!」










…………………








🐻🐿🦊🐰『『ええええぇぇぇ!?!?』』







あまりの大声に、建物が揺れた錯覚さえ覚えた。





🐰『ほ、ほんとなのそれ!?』






「うん、2ヶ月目」






🦊『………あなた!!』





「えっ」






ぎゅぅっ!!と思い切り抱きつかれたと思うと、









🦊『俺、今世界で1番幸せだよ!!!!!』





と言って、ヨンジュンは私にキスをした。





🐰『全く…2人のバカップルぶりには困るね。笑』






🐧『えぇ。笑』
🐧『でも、』













🐧『僕はこの日常が、1番幸せです。』




春の暖かい日差しが、チェ家をふんわりと包んだ。














END

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