第2話

誰?
遥ちゃんと
「桜ヶ丘高校に合格して必ず会おう!」
って約束して、なんとか合格した私は、
桜ヶ丘高校の入学式に出た。
遥ちゃんは、いないかとキョロキョロ
していると、小四から仲のいい結衣が
「遥斗くんのこと、探してんのー?」と
ニヤニヤしながら聞いてきた。
図星だった私は少し間を置くと
「· · ·別に遥ちゃんが合格してるか
分からないし、探してもこの人混みの中
見つけ出せっこないし!」なんて強がって
言ってしまった。
結衣は、それをみてケラケラと
お腹を抱えて笑って「お前、ツンデレで
可愛いなー!」なんて言って頭をぐしゃぐしゃ
してきた。
「それにしても、あの子がこんな約束する
なんて、脈アリなんじゃん?」って
結衣に言われた時、正直私ももしかしたら· · ·なんて、期待していた。
「ねぇ、あの人!めちゃくちゃかっこいいじゃん!」
下駄箱に近づくと周りの女子達は
コソコソと何処ぞのイケメンをみて、
キャッキャッと騒いでいた。
女子達の視線の先には無邪気な笑顔で
楽しそうに話してる遥ちゃんらしき人が
女の人といた。
「え、ねぇアレって遥斗くん?」
結衣も、気づいたのかコソッと耳元で言った。
「た、多分そう。あの笑顔· · ·
遥ちゃんの面影そっくりだもん!」
だとしたら、隣にいるのは· · ·
誰?