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第4話

変わったね
クラス表を見ると結衣と同じクラスだった。
お互い「やったね!」と喜び、
他に知っている人は居ないか、表をみると
遥ちゃんの名前があった。
もう、会うことも同じクラスになることも
嫌だったのに· · ·。
「あーやーなー!」
遥ちゃんは、ひょこっと横から
出てきて、「同じクラスだったな!!!
よろしく!!!!」なんて、すごく
嬉しそうに言ってきた。
遥ちゃんの笑顔でまた、キュンときてしまった。
もう、遥ちゃんに対して恋はしたくないって
思ってたはずなのに。
私は遥ちゃんに"よろしく”と言って
結衣と友達探しに行った。
クラスに入るとさっそく遥ちゃんの
周りには男子問わず、女子も群がっていた。
「相変わらずアイツは人気者だなー。」と、
結衣が言った。
むかしから、人気者の遥ちゃんは、
既にクラスのみんなととけ込んでいて、
少し羨ましかった。
「彩奈!結衣〜お前らもこっちに来いよ!」
遥ちゃんが私たちに気がつくと
手を振って呼んだ。
私と結衣はお互いの顔を見てクスッと笑い
遥ちゃんがいる方に向かった。
「んで、なにー?」
結衣は面倒くさそうに遥ちゃんの元に行った。
「俺の小学校の時の友達を紹介したくてさ!
はい!結衣から自己紹介!」
遥ちゃんは満足そうな笑みで言った。
「ま、まってよ· · ·私、自己紹介とか、
苦手で· · ·」
私は小さい頃から人見知りの性格で、
慣れた人以外と話すことが苦手なのだ。
「そうだったな!でも、コイツら
優しいヤツらばっかだし大丈夫!」
なんか、遥ちゃん· · ·性格が少し変わった?
強引になった気がする· · ·、
前までは「んじゃ、俺が紹介するよ!」
なんて言って、代わりに紹介する感じだったのに。
「遥ちゃん、なんか変わったね!」