第42話

八章恋は人を狂わせる
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2020/12/05 22:46
主人公
なんでこんなことを!人を生きたままなんて!
乗客
乗客
君はこの芸術が分からないのかな?僕は魅了されたのさ!人形に!精巧でかつ傑作のあの素晴らしい作品にね!僕も作ろうと思ったんだよ!
主人公
イカれてる…
乗客
乗客
僕は魅了されそして人形に恋をしたのさ!綺麗で穢れの知らない白い肌、健気で優しい瞳繊細で気品のある艶な髪!素晴らしいだろう!
よく言うじゃないか!

【恋は人を狂わせる】ってさ!いい言葉だと思わないか!
この人形師はここまで以上だと思わなかった。
主人公
何故そこまでしてあなたは人形にこだわるの!何故そこまで魅了されたの!
乗客
乗客
なら教えてあげるよ。僕はが人形と出逢えた奇跡の話を!
僕は今までしがない人形師だった。

しかしある時魅力的な女性と出会ったんだ!正しく彼女は人形のように美しくて彼女に惹かれていった。
??
??
すみません?少しいいかしら?
乗客
乗客
はい!どれに致しますか?
繊細で美してくて僕は彼女を好きになった。

彼女とはそれっきりだったけどね僕は思ったのさ…

【彼女のような素晴らしい人形を作ろう】って…

しかし作っても作っても上手くいかなかった…

そして僕はある時気づいたのさ!それは…
主人公
ちょっと待って…まさか!
乗客
乗客
そうそのまさかだよ!
【彼女を人形にすればいい】んだ…

そう気づいたんだ!そして僕は彼女を調べて呼び出したんだ。

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??
あの…どなたですか?私をここに呼び出したのは?
そこは古びた小屋だった。そこの小屋は失敗した人形がたくさん置いてあって女性は気づいた。
??
??
まさか…私を呼び出したのは…
不安になり帰ろうとした時近くで箱をぶつかり箱を落とすと女性の写真が大量に出てきて怖くなった。
??
??
ひぃ!どっどうして…こんなのおかしい!早く出ないと!
女性は出ようとした時ドアが開いて人形師が入ってきた。
乗客
乗客
どこへ行くんですか?
??
??
私は帰ります!
乗客
乗客
それは無理ですね?
??
??
どうしてですか?
乗客
乗客
なぜならあなたは生まれ変わるからです。
??
??
生まれ変わる?
乗客
乗客
そうですよ。【生きたまま人形】ね!
女性は怖くなり逃げ出そうとするがドアは鍵が閉められていて女性の足を引きずり人形師は椅子に座らせた。
乗客
乗客
さあ〜生まれ変わる準備は出来ますか?
??
??
いや…人形になんてなりたくない!やめて…いやーーーーーーーーーーーーーー!
人形師は生きたまま女性を剥製した。
乗客
乗客
なんて美しいんだ!素晴らしい!今までの人形よりもだ!最高傑作だ!
【これからも生きた人間を人形】にしよう!
そしてそれから多くの人形を生きたまま作ってきた。
乗客
乗客
これが僕の人形に魅了された答えさ!
主人公
貴方はとことん狂ってる!
乗客
乗客
酷いな〜でも〜そうかもね〜【自分も生きたまま剥製にした】し〜!彼女たちと一緒になりたっだ〜!そうそう!【ここにある人形は全て生きたまま人形にした】子たちなんだよ〜!
主人公
なっ!
乗客
乗客
とくに君たちが美しいと言ったのが最初に人形した彼女で僕はとっても嬉しかったよ〜!
主人公
……
乗客
乗客
でも君に知られちゃったし…
主人公
なら生きたままにするの?
乗客
乗客
君はしないよ?少し眠っても貰うだけさ!この列車の乗組員は珍しくてさぞいい人形になってくれるんだろうね〜!
主人公
はっ!そんな事させない!
急いでドアから出ようとした時何かの音がして電流が流れた。
乗客
乗客
ごめんごめん〜このドアは改良して僕しか開けないと電流が流れる仕組みなんだ!あの時も僕が開けたからよかったんだけど〜君たちが開けたらどうなっていたんだろうね〜
主人公
待っ待って…
乗客
乗客
それじゃあね〜君が目を覚ます頃にはここに乗組員の人形が置いてあるだろうね〜それじゃ〜!
そう言うと主人公のそばを通り過ぎて鍵をかけどこかへ向かった。
主人公
しまった…くそっ…いかなきゃ…いかなきゃ…行か…なきゃ…
意識が途切れながら手を伸ばした。しかしギリギリのところで気を失った時誰かの声がした。それは一体誰だったんだろう?
堕天使(厄災者)
全く世話が焼けるね〜!

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