第55話

最終章 最後の終着駅
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2021/05/28 06:36
あの日から数年が経った。きさらぎも学校に通い俺はその間暇を潰す。そしてきさらぎと今日の出来事の話を聞いて俺は楽しそうに話すきさらぎを見ながらきさらぎが作ってくれたクッキーを食べる。それだけが幸せだった。

心配になり無理をしてあいつの様子を見に行ったが既に管理人はおらず森の生き物たちも姿を見せることは無かった。
きさらぎ(人間)
フジ…ニア…フジニア!
悪魔(フジニア)
え?どうした?
きさらぎ(人間)
ぼーとしてたから大丈夫?
悪魔(フジニア)
考え事しただけだぞ?
きさらぎ(人間)
ならいいの!それでね!
この日常はいつまでも続くわけがなかった。今から7日つまり一週間後きさらぎは死んだ。

歯車は狂い始めた。話し終えて俺たちは寝ることにして先にきさらぎの部屋に眠りについた。

でも既にきさらぎに異変が起きていた。
きさらぎ(人間)
うぐぅ…ハアハア…ハアハア…血が…
突然心臓の痛みを感じてトイレに入ると咳が止まらず手で押さえると吐血していた。
悪魔(フジニア)
おーい!きさらぎ〜何してるんだ?
早く寝ようぜ〜
あまりの遅さに寝ぼけていたフジニアが声をかけきさらぎはそれに応えて眠りについた。
悪魔(フジニア)
どうした?顔が真っ青だぞ?
きさらぎ(人間)
なんでもないよ。早く寝ようよ!明日も早いから!
悪魔(フジニア)
それもそうだな!
ふたりは布団に入って眠りについた。深夜2時頃…フジニアは起き出すときさらぎの眠る姿を見てから窓を開けて外に出た。
男
待っ待ってくれ!殺さないでくれ!
悪魔(フジニア)
黙れ!
男
うっうわあああああああああぁぁぁ
グシャリ…血飛沫とともに男の肉片が飛びちった。魂を食べたフジニアは帰ろうとしたら白い羽が空から落ちてきていてそれを見たフジニアはその場から離れた。
??
そんなに警戒しなくてもいいのに…
悪魔(フジニア)
!!誰だ…
天使(粛清者)
僕だよ!
悪魔(フジニア)
お前は…なんでここに。
天使(粛清者)
それはこっちのセリフだよ。それに僕が天使だってことわかるでしょ?
悪魔(フジニア)
俺を差し出す気か?
天使(粛清者)
仕事だからね。でも…友のよしみで今日は見逃してあげる。あの人間と縁を切るんだ。じゃないと…
悪魔(フジニア)
俺は嫌だ。それに天使の役割を全うしたいなら俺を裁けばいい!
天使(粛清者)
っ!!いつまで嘘をつく!君はここのところを人の魂だけでなく肉片がまで食らっている!このままでは戻れなくなるぞ!彼女といれば君は破滅する!
悪魔(フジニア)
知った事か!忠告ありがとう…
そう言ってフジニアは立ち去りフジニアの姿を見た天使はこう呟いた。
天使(粛清者)
フジニアを救うにはこうするしかない…あの人間を殺さなちゃ…
そして天使も立ち去った。フジニアは何食わぬ顔で眠りについたがきさらぎは実は起きていたのだ…
きさらぎ(人間)
血の匂い…フジニア…
きさらぎは何も言えぬまま眠りについた。
2日目
それは起きた…
悪魔(フジニア)
俺少し出かけるからな!
きさらぎ(人間)
わかった!気をつけてね!
フジニアを見送りいつも通り学校で過ごしたその帰り道の事だった。

空から天使の羽が落ちてきた。それを拾ったきさらぎの前に天使が現れた。とても冷酷な顔をして蔑むようにきさらぎを見つめていた。
きさらぎ(人間)
天使の羽?えっ…天使…何故ここに?
天使(粛清者)
君を殺す。
きさらぎ(人間)
私を殺…え?
天使がきさらぎに触れると何かが崩れる予感がした。そして見えない黒い鎖が現れて突然壊れた。壊れた鎖は崩れ落ちるが地面に残ることなく消えた。そして目の前には一瞬だけ日にちと数字が見えた。

天使はニヤリと笑うと耳元でこういった。
天使(粛清者)
君の誓いは解かれた。これで君は死ぬ。
その一言を聞いた最後急に体が重くなってその場から倒れた。
きさらぎ(人間)
なっ何を…
天使(粛清者)
君は知らなくていい…既に死ぬべき人間なのだから…フジニアもだ。こんなことをして…縛るべきじゃない…
きさらぎ(人間)
縛り…って…
意識を失う前に泣きそうな天使の顔が見えた。
天使(粛清者)
ごめん…フジニア…
そう言っていた気がする。それから何時間が経ったのだろう。分からない…誰かが必死に自分を呼んでいる。
悪魔(フジニア)
きさ…らぎ…きさらぎ!
きさらぎ(人間)
え?フジニア?
悪魔(フジニア)
無事か?倒れたらしくて焦ったぞ!それからきさらぎ?なんかあったのか?
きさらぎ(人間)
え?何にもないよ。
悪魔(フジニア)
ならいいんだ。気をつけろよ。
主人公
うん。ありがとう!私お風呂入ってくるね!
悪魔(フジニア)
了解!ここで待ってるな〜
その後たわいもない会話をして眠りについた振りをしてフジニアは部屋を出て人を襲う…私の魂を食べられないから…でももういっその事…
主人公
私の魂を食べてしまえばいいのに…
そんなことを呟いた時目の前で一瞬だけ数字が見えた。  

あと5日…そのように見えた気がした。
3日目…
次の日からきさらぎの周りで異変が起きた。きさらぎの具合が悪くなった時に限って窓が割れたり物が壊れたりした。そしていつしかきさらぎは不気味がられて嫌われ1人になり避けられるようになった。
そしてきさらぎに対する暴行事件が起きた。この時からきさらぎはフジニアに隠し二人の仲は悪い方向へと向かっていった。

あと4日…
4日目…
フジニアときさらぎは喧嘩をしてフジニアはきさらぎの元を去ってしまった。

あと3日…
5日目…結局二人は仲直りすることの無いまま…

あと…?日

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