あの後全ての乗客の前世を解明し列車は進み続けて止まった。
「え〜映しみ〜映しみ〜電車が止まります〜」
とアナウンスが鳴り列車が止まった。
そう言われて大人しそうな老人らしき人物が乗ってきた。頭に角が生えていて人ではないが。
全員にお辞儀をして車掌室に向かっていった。
2人は食堂に行き車掌とカーナはバーで飲み自分は気になったので追いかけることにした。
ドアを開けるとフィルムで映像が映し出されていて写真家が眺めていたが自分が入ったことで焦っていた。
突然現れた堕天使は嘲笑うかのように言うとコピーが終わったフィルムを出して見せつけた。
写真家が止めようとするが堕天使は聞かず【裏面】で再生した。
堕天使は主人公の耳元で囁いた。
主人公が全てを見終わった時列車が動き出していた。
車掌は焦って自分の車掌室にいる写真家元へと行くとフィルムが回され【END】の文字。
そばにはこちらを嘲笑う堕天使と青ざめている写真家と顔を提げている主人公がいた。
堕天使が気になるがとにかく主人公の元へと駆け寄ろうとしたが主人公に突き飛ばされた。
驚いている私に追い打ちをかけるようにフィルムが動き出し主人公を突き落とした人物が振り返りそこに立っていたのは私だった。
そして列車が止まった。
「え〜次は〜【きさらぎ】〜【きさらぎ】〜列車が止まりま〜す。」
とアナウンスが頭の中に鳴り響いた。
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次の日話で主人公死と車掌の関係…そしてこの列車の秘密が分かります。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!