探索しようにも何もどこにも変わらないいつもの列車だった。
可笑しいですね…なぜ何も無いのでしょうか…
そうね〜彼は気絶したままだし…
それなら!私にお任せを!みんなのアイドルマジシャン参上!
スポットライトを当てて紙吹雪を飛ばしていつものマジシャンの服が何故かゴールドになっている。驚き呆れた車掌はスルーしてカーナを連れてその場を離れることにした。
…………は〜…他を探しましょうか…ここには何もありませんでしたし…
そうね〜何も無かったわ〜!
待って待って!スルーするの!
……………
何も聞こえないわ〜!
その反応聞こえてますよね!ねぇねぇねえ〜悪かったって!せめて何か言ってよ!悪かったから〜
なら一言やる…
何〜?
まずここは列車だ…分かってるのか…そもそもお前は…そのスポットライト…どっから持って来たんた…チャラチャラして…お前はマジシャンじゃなくてもホストか…それに紙吹雪を飛ばすな…床が汚れた…だいたい…誰か掃除すると思って…
全くもって一言じゃない…
なんか言ったか…
何も言ってないです…すみません…って何してるの?
切り替えの速さは呆れる…前世を調べているが何も出てこなくてな…
ああ〜それなら僕が手伝うよ〜あっそうだ〜僕が消してたんだ〜ごめん〜!
そう言って指を鳴らすと前世を解明するためのものが現れてマジシャンの服からもでてきたのだ。
💢💢おい…
あら〜これはまずいわね〜
そう言ってカーナはマジシャンを車掌に近ずけて自分ははなれた。
なんで離れるんですか…カーナさん…って…車掌…怒ってる?悪かったって!ごめん…何か言ってよ…ねっねえ?
マジシャン…
なっなあに?
恐る恐る聞くと車掌は怒ってマジシャンをその場でほおり投げた。
全部お前が悪いんじゃないか…馬鹿野郎…
グヘッ…すっすみません…
投げられて目を回したマジシャンを見て笑うカーナに声をかけた。
茶番は終わりました…どうせ消えた時点で…マジシャン登場だと思ってましたよ…
そうなんだ〜
感心してないで行きますよ…そこのマジシャンを置いて解明しますよ…予定より大きくかかってしまいましたからね…
は〜い…
長い返事をしてからマジシャンの顔に落書きをしたカーナは車掌の後に続いてその場を後にして目を覚ましたマジシャンが急いで追いかけた。
あっあれ〜なんじゃこの猫のヒゲの落書きわ〜!とりあえず…待って〜置いていかないで〜私も前世を改名するの手伝うから〜!
そして何とかやっと前世を解明するために動き出せたのだった。
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編集部コメント
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