セーラー服を着た女子高生は2階から飛び降りた
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目が覚めると列車のベルが鳴った。ここは何処なのだろうか?空はどす暗く月は赤く不気味である。地面は荒れ果てている。一体ここは何なんだと思っていると列車がやってきた。
その時なにか忘れている気がした。何だろうか…何故かこの先に行っては行けないような気がしたがここに留まりたくもなく乗ることにした。
これが全ての始まりだった。自分以外の乗る乗客は皆顔が分からず服だけが浮いているように見えた。
しかし…初めてのはずなのにどこか懐かしい気がした…
わけも分からず歩いていると同じように顔が黒と分からないメイドの服を来た人に案内されロビーに連れてこられた。
そう言って車掌はどこかへ行ってしまった。車掌は他の人と違ってちゃんと顔があった。肌は白く目は片目は髪で隠れていたけど青白くて不気味った。それに前世の活躍ってなんだろう?それにやっぱりおかしい…車掌もそうだけどどこか懐かしい気がする…
回っていてらメイドに部屋を案内された。
その時ドアが叩かれた。
すると列車は止まった。
「え〜大倉〜大倉〜列車が止まります〜」とアナウンスが鳴った。
そんな時悲鳴が聞こえた。
悲鳴のしたロビーに行くと女の人が死んでいた。
とんでもない事に巻き込まれてしまった…しかし車掌に聞きたくなった。
車掌は驚いた様子だったが直ぐに嬉しそうに言った。
そう言うと帽子を被り直してどこかへ行ってしまった。
そう呟いているのを壁越しで聞いた車掌は笑ってその場をあとにした。
そしてそれからバーで自分血で飲み物を出すカーナや変わり者ののマジシャンとゾンビでやんちゃなグリンと眠りたがりなネムと出会うことはまだ知らなかった…
そして…前世のことも…
列車はまた進み続ける。前世を明らかにする限り…
第1部はこれで終わりです。
次からは第2部に入ります。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!