第29話

六章終点END?
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2021/07/01 02:00
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ごめんなさい…来世は幸せになれると信じて…
セーラー服を着た女子高生は2階から飛び降りた
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目が覚めると列車のベルが鳴った。ここは何処なのだろうか?空はどす暗く月は赤く不気味である。地面は荒れ果てている。一体ここは何なんだと思っていると列車がやってきた。
主人公
列車?なぜこんな所に?待っていてもしょうがない…乗るか…
その時なにか忘れている気がした。何だろうか…何故かこの先に行っては行けないような気がしたがここに留まりたくもなく乗ることにした。

これが全ての始まりだった。自分以外の乗る乗客は皆顔が分からず服だけが浮いているように見えた。
主人公
変なの…
しかし…初めてのはずなのにどこか懐かしい気がした…

わけも分からず歩いていると同じように顔が黒と分からないメイドの服を来た人に案内されロビーに連れてこられた。
車掌
それではお待ちいただいた皆様車掌でございます。皆様の前世での活躍お疲れ様でした。今暫くお待ちください。当駅から乗車いただいた皆様は5名つまり当駅から5駅の旅へお連れ致します。皆様は各駅にてご準備ください。駅に着くまでしばし時間が掛かります。それでは御寛ぎください。
そう言って車掌はどこかへ行ってしまった。車掌は他の人と違ってちゃんと顔があった。肌は白く目は片目は髪で隠れていたけど青白くて不気味った。それに前世の活躍ってなんだろう?それにやっぱりおかしい…車掌もそうだけどどこか懐かしい気がする…
主人公
分からないしとりあえず…ここを回ってみよう!
回っていてらメイドに部屋を案内された。
主人公
ここが自分の部屋か。それに鏡がないんだな…景色は暗くて分からない…変な感じだ…それにやっぱり懐かしい…気がする…
その時ドアが叩かれた。
主人公
はい?どうぞ!
車掌
こんにちは…御寛ぎ頂きましたか?
主人公
まあちょっと…少し聞いてもいいですか?
車掌
なんでしょう?
主人公
前世の活躍って?それにここはなんですか?
車掌
はあ…貴方は知らないのですか?ならきっともうすぐ分かります。この列車が次の駅に止まれば…
すると列車は止まった。
車掌
噂をすればですね…私は先に行きます
主人公
なんなんだろう?すぐに分かるって…気味が悪い…まあいいや…この駅の名前は…
「え〜大倉〜大倉〜列車が止まります〜」とアナウンスが鳴った。
主人公
大倉?そんな駅あったっけ?
そんな時悲鳴が聞こえた。
乗客
乗客
うあああああああああぁぁぁあああぁぁぁあああぁぁぁ
主人公
悲鳴!行かなきゃ!
悲鳴のしたロビーに行くと女の人が死んでいた。
車掌
え〜皆様殺人事件が発生しました。この人に関する方はいらっしゃいますか?
乗客
乗客
私です!
車掌
なら当駅ではあなたの前世解明しましょう!
主人公
解明…当駅?なっなんだここ?
車掌
当駅では前世で活躍つまり亡くなった魂が集まりその前世明らかにするために毎駅で殺人事件が起き乗客の死に関する人物が殺されます。でもご心配なく現実で死ぬわけではございません。魂を一時的にお借りしているだけです。我々は乗客の皆様と乗組員たちも含めてこの場にいる乗客の皆様の前世を全て解明するまで終わりません。前世のヒントは車内に散りばめられています。我々で皆様の前世を解明しましょう!
主人公
それが…この列車…
車掌
お分かりいただいましたか?
主人公
はい。
車掌
それでは参りましょう!前世探しです!
とんでもない事に巻き込まれてしまった…しかし車掌に聞きたくなった。
主人公
車掌…
車掌
なんでしょうか?
主人公
自分はここを始めてきたはずなのに…初めてじゃない気がする…前から…昔からこの列車のことも…車掌…あなたの事も知っていた気がする…
車掌は驚いた様子だったが直ぐに嬉しそうに言った。
車掌
それはどうでしょう?あなたの前世を明らかにしたら分かりますよ…きっと…
そう言うと帽子を被り直してどこかへ行ってしまった。
主人公
全ての前世を解明するまで終わらないか…なら解明しよう…この懐かしさの原因はきっと…前世にある…必ず明らかに…
そう呟いているのを壁越しで聞いた車掌は笑ってその場をあとにした。

そしてそれからバーで自分血で飲み物を出すカーナや変わり者ののマジシャンとゾンビでやんちゃなグリンと眠りたがりなネムと出会うことはまだ知らなかった…

そして…前世のことも…

列車はまた進み続ける。前世を明らかにする限り…

第1部はこれで終わりです。

次からは第2部に入ります。

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