「タイトル」は、多くの読者がその小説について一番初めに触れる情報です。
つまり、小説の第一印象を左右するのが「タイトル」。
ここで興味を持ってもらえるかどうかで、読んでもらえる数が変わってくるのです。
読者の多くは、まず「タイトル」、次に「あらすじ」、そのあとにようやく「本文」という流れで読み進めます。
小説の内容がどれだけ素晴らしくても、「タイトル」で読者の目に留まらないと、その先まで読んでもらえる可能性はぐっと低くなってしまうのです。
まずは、あなたが書く小説に登場するキャラクター、アイテム、世界観、雰囲気などを表わす言葉をできるだけたくさん書きだしてみてください。
お話のキーワード、伝えたいテーマ、読者が興味を持ってくれそうな言葉を、その中から見つけてみましょう。
出てきたたくさんの言葉から連想ゲームみたいに他の言葉をつなげてみたり、同じ意味の違う言葉に言い換えてみたり、あえて反対の意味の言葉を足してみたり……。
最近は
「夢の国の王子様だったはずが異世界転生してふわもこひつじになっちゃったので癒し系アイドルを目指します!」
のように長い文章系タイトルもよくありますね。
誰(キャラクター)が、どこ(シチュエーション)で、どうなる、というのが含まれているので
読者にお話の内容が伝わりやすいという利点があります。
まずは書き手であるあなた自身が読者の立場になってその「タイトル」を見たときに、
「読んでみたい!」と思えるものをぜひ見つけてください。
日ごろから「いいな!」と思った小説や漫画、映画やゲームなどの「タイトル」をメモしておくのもおすすすめです!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。