第6話

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2021/01/22 07:42
晴人
晴人
何食べたい?
(なまえ)
あなた
はるく、、、
(なまえ)
あなた
矢野さんは?





会った時は思わずはるくんなんて呼んだけど





やっぱりダメだ





はるくん





そう言いかけた口を閉じて





矢野さん





って言い直した





そしたら彼は悲しそうな顔をした





なんでそんな顔するの?





期待しちゃうじゃん





晴人
晴人
俺は、、、
晴人
晴人
あ!これ!
晴人
晴人
このアボカドパスタめちゃ美味いんよ!
(なまえ)
あなた
じゃあこれで、、、
晴人
晴人
頼んじゃうね?
(なまえ)
あなた
はい





頼んだ料理が来るまでの間





車に乗ってる時と同じように沈黙が続いた





なにか話さなきゃ





そう思うものの





どこか心地よくて





無理に喋るより何倍も楽だと思った


















































晴人
晴人
きたきた〜!
晴人
晴人
ありがとうございます!





店員さんにしっかりお礼を言って料理を受け取る彼





そして渡されたものをさりげなく私に譲る





フォーク





スプーン





全部さりげなく





つくづく思う





いい人だなって





晴人
晴人
ん?
晴人
晴人
どうかした?
(なまえ)
あなた
いや!なんでも、、、
晴人
晴人
あのさ





私の態度のせいで怒ったのかもしれない





謝ろう





謝ろう





(なまえ)
あなた
ごめんなさ、、、
晴人
晴人
謝んないで
晴人
晴人
俺はただ笑って欲しいだけだから
晴人
晴人
LIVEの時みたいに
晴人
晴人
ね?





彼から出る優しい声





彼が紡ぐ言葉たち





全部が私の心に溶けていく





なんで好きな人の前でこんな顔してたんだろ





急にバカらしくなって





恥ずかしくなって





思わず笑ってしまった





晴人
晴人
今日あって初めて笑ってくれた‪w‪w‪w
晴人
晴人
もうどうしようかと思ったよ、、、
晴人
晴人
俺と会うのやっぱ嫌かなって
(なまえ)
あなた
違います!違います!





必死で誤解を解こうとし、席を立った時










ガタッ










晴人
晴人
うわっ!?大丈夫!?
(なまえ)
あなた
ごめんなさい!!!





2人してあの日のことを思い出したみたいに笑った





きっと周りからしたら変な2人





だけどあの瞬間だけは





私たちが世界の中心になった気分だった

















































晴人
晴人
でさ!太我と達也くんが、、、
(なまえ)
あなた
え〜!!!
(なまえ)
あなた
そんなことあったんですか!?
晴人
晴人
そうなんよ‪w‪w‪w
晴人
晴人
酔っ払って知らない人に「おい!はる!もっと飲めよ!」とか言うもんだから‪w‪w‪w
(なまえ)
あなた
たいたいがそんな酔っ払うまで飲むの意外‪!
晴人
晴人
ほんとは太我が車運転する話だったけど、結局帰り俺が運転したもん‪w‪w‪w





ついつい盛りあがって





気づけば話したいことを話さずにご飯屋さんで
1時間も他愛もない話をしていた





晴人
晴人
あ、ごめん
(なまえ)
あなた
はい?
晴人
晴人
話したいことあるんだよね?
晴人
晴人
盛り上がりすぎて忘れてた‪w‪w‪w
(なまえ)
あなた
あ、、、





まさか彼から切り出されるだなんて思ってなくて





分かりやすく動揺してしまった





晴人
晴人
いいよ、待つから
晴人
晴人
落ち着いて
(なまえ)
あなた
ありがとう、ございます、、、





深呼吸





心の中で何度も練習する





「矢野さんのこと、好きです」





「ノンラビの矢野さんじゃなくて1人の男性として」





「無理だってわかってます」





「10個も歳離れてるただの子供じゃダメですよね」





「私なんかじゃ隣歩けないですよね」





「分かってるけど、今日はそれを伝えたくて」





「すぐには消えないかもしれないけど
忘れられるようになりますから」





手が震える





口が上手く動かない





もう一度深呼吸


















































(なまえ)
あなた
矢野さん
(なまえ)
あなた
私実は、、、

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