第3話

⁑ 二人の友人
737
2023/02/13 14:16
パイモン
パイモン
優しい仙人だったら 、いつ人が水に
落ちたって助けてくれるはずだよな ?
甘雨
甘雨
確かにその通りですが ……
蛍
パイモン 、何で自分で試さないの ??
パイモン
パイモン
オイラが泳げないのは 、お前も
知ってるだろ !



パイモンの理由が少しズレている気もするが 、
取り敢えず試してみることにした 。




私が水の真ん中の方に泳いだのを確認してから 、
パイモンは大声で助けを求める 。


すると誰が来たのかもはっきり見ないうちに 、
気がついたら岸辺で抱きあげられていた 。












魈
何事だ 。
申鶴
申鶴
もう 、なんともないか ?

私を助けてくれたのは璃月を守る「 三眼五顕仙人さんがんごけんせんにん 」の一人・しょうと留雲真君の弟子・申鶴しんかくだった 。




…… どうしよう 、凄く気まずい 。

甘雨
甘雨
えっと… 申鶴 、降魔大聖…


甘雨も二人を目の前に 、困惑している 。

パイモン
パイモン
は 、早くなんとか言えよ ‥ 。

そう言うパイモンに魈が冷たい眼差しを送る 。
パイモン
パイモン
わかったよ 、
オイラが言えば良いんだろ…

魈から視線を受け 、諦めたパイモンはこの様に至った
経緯を二人に説明した 。




音楽を演奏できて 、溺れた人も助けられる仙人を
探している 、と 。









その仙人は女性だったはずだから 、魈の可能性は
まず無い 。


申鶴は女性だが 、彼女は仙人ではない 。







魈が言うには 、夜叉の中には私達が探している仙人は
居ないという 。


これは難しい任務を与えられちゃったな …… 。




パイモン
パイモン
こんなに気まずい状況になるって
わかってたら 、変にアイデアを
出さなかったぞ …… 。
蛍
私は大丈夫 。
ごめん 、二人に迷惑かけちゃった 。
魈
無事なら良い 。



そう言って魈がその場を去ろうとした時 、



申鶴
申鶴
…一つ思い出したことがある 。

申鶴が考える素振りを見せながら 、口を開いた 。
パイモン
パイモン
どうした ??
申鶴
申鶴
旅人が探している仙人ではないかも
しれないが 、師匠から聞いた話の中で
そのような仙人が出てきた事がある 。
申鶴
申鶴
音楽と関係している女性の仙人が 。

パイモン
パイモン
本当か !?!?
甘雨
甘雨
私も知っている仙人でしょうか … 。
魈
…… 。
蛍
申鶴 、教えて欲しい 。



ここで情報を掴む事が出来れば 、先が見えてくる 。


大きく前進できる 。










申鶴は頷くと 、こう言った 。
















申鶴
申鶴
あなたという仙人だ 。

__彼女は清らかな心を持つ仙人で 、
歌を歌うことが大好きだったらしい 。






その言葉を聞いて私とパイモンは顔を見合わせた 。

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