第9話

何を言われても好き #9
312
2019/07/21 08:22
その後私は家に帰ってから放心状態だった


どうやって帰って来たのかも覚えていない


『はぁ...』


実彩子「あなた、?どうかした?ため息なんかついて」


『お姉ちゃん...』


私は泣きそうになったけど頑張って涙を堪えた


『ううん、何でもないよ』


実彩子「はぁ、嘘ついてるのバレバレ。」


実彩子「あなたって嘘つくとき目を合わせない癖があるもん」


『え...?』


実彩子「知らなかったでしょ」


実彩子「...で、?何があったの、お姉ちゃんで良ければ話聞くよ、?」


もうお姉ちゃんに話したほうが気が楽なのかもしれない


『あのね...』


そう言ってさっきのことを話した


頑張って好きな人に告白したこと


振られてしまったこと


彼が病気だったこと


途中で涙が出そうだったけど頑張って堪えた


実彩子「あなたはよく頑張ったよ。」


そう言って私の頭を撫でてくれたから涙が出てきちゃった


実彩子「ほらほらー、たくさん泣いてすっきりしちゃえ!」


そう言って私が泣いてる間、ずっと私の頭を撫でてくれていた


プリ小説オーディオドラマ