第5話

新しい出会い
330
2021/06/23 13:40
優斗side

俺は雪城優斗。霧矢の双子の兄だ。
俺達は転生してバグで親には恵まれなかったがそれなりに楽しく暮らしている。
俺達は今親の遺産で暮らしながら情報屋として働いている。
まぁ、そんな特になんともない生活を送っていた。

そんなある日、隣にお爺さんが引っ越して来た。

俺は、そこまで気にならないが霧矢は気になるみたいだ。
…まぁ、色々あったしなぁ……。


お爺さんが引っ越してきてから一週間ほどだった。
雪城 優斗
雪城 優斗
挨拶、行ってみるか?
雪城 霧矢
雪城 霧矢
えっ、良いの?
雪城 優斗
雪城 優斗
あぁ、俺も話してみたかったしな、、、
雪城 霧矢
雪城 霧矢
!…ふふふ!そっか!ありがと!!
"ありがとう"
これはきっと俺が興味ない事が分かったからであろう。

僕らは、転生してからお互いに考えてる事が分かるようになった。さらには、元々頑張って上げていた運動神経も、前世から人一倍良かった記憶力が格段に高くなった。

記憶力に関してはあまり良い思い出がないが、

霧矢は俺が興味ないのもお見通しなわけだ。

…まぁでも、霧矢が気になっているのも簡単に分かるんだがな。

ピンポーン


ガチャッ
お爺さん
お爺さん
…はい
雪城 霧矢
雪城 霧矢
こんにちは
雪城 優斗
雪城 優斗
隣に越して来たと聞いたので挨拶に参りました
お爺さん
お爺さん
ほぉ…それはわざわざありがとう
時間があれば寄って行くかい?
雪城 霧矢
雪城 霧矢
!…良いのですか?
お爺さん
お爺さん
あぁ何もないところだが入ると良い
お爺さんはそう言って玄関の扉を開けた。

雪城兄弟
雪城兄弟
……では、お邪魔します
特に断る必要もなかったので入ったが、中はあまり物がなく片付いた綺麗な部屋、
というよりは、物も少なく生活感のない部屋が広がっていた。

プリ小説オーディオドラマ