第18話

No.17
159
2019/08/30 12:15
私はクラスのテントのところでみんなを応援した。
次は、3年生の100m走。
はじめ先輩が並んでるのが見えた。
あなた
あなた
はじめ先輩も出てるんだ・・・(ボソッ)
ドキッ



あの日以来、はじめ先輩とは話してないけどはじめ先輩を見かけるたびに、まだ胸がギューってなる。



走り終わったはじめ先輩と目が合った。
すると、こっちに向かってきた。
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
あなたちゃん!!!
久しぶり!
あなた
あなた
ひ・・・久しぶりです!
さっき、走っているところ見ました。
走るの早かったですね。
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
なんか、恥ずかしいな・・・
でも、ありがとう///
・・・
しばらく、沈黙が続いた。
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
実は・・・
俺も好きな人に告白したんだ。
そしたら、付き合うことになって・・・
あなた
あなた
そ・・・そうなんですね!
おめでとうございます!
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
ありがとう!
女子『はじめ!何してんのー?次、始まるよ!』
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
今、行くよ!
じゃあね、かりんちゃん
手を振るはじめ先輩に私はペコリとお辞儀をした。
そして、はじめ先輩は女の人の所へ走って行った。
さっき言ってた彼女かなぁ・・・・・
はじめ先輩と女の人は笑顔で話していた。



胸がキューっとなったのは気のせいだろう・・・。


お昼を挟んで、午後の最初の競技はダンス部による披露だった。
ぶんちゃんも踊っていた。
みんなとても、盛り上がった。



運動会も、もうすぐ終わる頃になった。
次は、借り物競争。
これにはそらちぃが出場していた。
借り物競争は、男子が女子に告白したりなど、すごく盛り上がった。
そして、そらちぃの番がやってきた。
あなた
あなた
そらちぃ、頑張れ!
エイジ
エイジ
そら、ファイトー!
そして、そらちぃ達がスタートした。
そらちぃはカードを引いた。
カードをみたそらちぃは、こっちに向かって走ってきた。
そらちぃ
そらちぃ
みんな、来て!
リクヲ
リクヲ
えっ!?みんな!?
私、えいちゃん、りっくん、みっくん、ぶんちゃん、そして、そらちぃ。
みんなで、手を繋ぎ、ゴールを向かった。


アナウンス「大勢で手を繋いでゴール」



アナウンス「お題は・・・・・」



アナウンス「大切な人。です!」

歓声がおこった。
あなた
あなた
大切な人・・・・
すると、そらちぃは私たちの方を見て、
そらちぃ
そらちぃ
俺にとって、大切なのはこの6人だから・・・
エイジ
エイジ
そら・・・・
そう言ったそらちぃは少し照れていた。
ツリメ
ツリメ
そら!!
あなた
あなた
そら!!
私とツリメは、そらちぃに抱きついた。
そらちぃ
そらちぃ
く・・・苦しい・・・
そして、その後も競技が続き、運動会が終わった。



プリ小説オーディオドラマ