私はクラスのテントのところでみんなを応援した。
次は、3年生の100m走。
はじめ先輩が並んでるのが見えた。
ドキッ
あの日以来、はじめ先輩とは話してないけどはじめ先輩を見かけるたびに、まだ胸がギューってなる。
走り終わったはじめ先輩と目が合った。
すると、こっちに向かってきた。
・・・
しばらく、沈黙が続いた。
女子『はじめ!何してんのー?次、始まるよ!』
手を振るはじめ先輩に私はペコリとお辞儀をした。
そして、はじめ先輩は女の人の所へ走って行った。
さっき言ってた彼女かなぁ・・・・・
はじめ先輩と女の人は笑顔で話していた。
胸がキューっとなったのは気のせいだろう・・・。
お昼を挟んで、午後の最初の競技はダンス部による披露だった。
ぶんちゃんも踊っていた。
みんなとても、盛り上がった。
運動会も、もうすぐ終わる頃になった。
次は、借り物競争。
これにはそらちぃが出場していた。
借り物競争は、男子が女子に告白したりなど、すごく盛り上がった。
そして、そらちぃの番がやってきた。
そして、そらちぃ達がスタートした。
そらちぃはカードを引いた。
カードをみたそらちぃは、こっちに向かって走ってきた。
私、えいちゃん、りっくん、みっくん、ぶんちゃん、そして、そらちぃ。
みんなで、手を繋ぎ、ゴールを向かった。
アナウンス「大勢で手を繋いでゴール」
アナウンス「お題は・・・・・」
アナウンス「大切な人。です!」
歓声がおこった。
すると、そらちぃは私たちの方を見て、
そう言ったそらちぃは少し照れていた。
私とツリメは、そらちぃに抱きついた。
そして、その後も競技が続き、運動会が終わった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!