第4話

告白 RYO
1,822
2019/03/11 12:38
RYOside
今日は久しぶりにオフを貰ったから、仲のいいあなたとゲーセンに遊びに来てる。

...なんてただのこじつけで、あなたは俺の好きな人だ。
あなた

...って、りょーちゃん聞いてる?

RYO
RYO
んあ?
んー聞いてなかったw
あなた

もう、ちゃんと聞いてよw

そう言いながらあなたはシューティングゲームをすごい速さでプレイしてる。
この子、俺がゲーセンに連れ回してるせいでプロ並みになったんだよね...
まぁ、そこも好きだったりするんだけどね?
あなた

だから、今度はゆまさんとかしらはんさんとかかーくん連れてみんなで来たいねって

また、「みんな」か...
RYO
RYO
あなた、俺さ...
あなたのこと
あなた

んー?

言っちゃうのかな、俺。
でも、こんなに近くにいるのに、こんなに近くで楽しそうな顔でゲームしてるあなたを独り占めしたくなった。
RYO
RYO
好きなんだ。
あなた

...え?

あなたが驚いたようにこっちを見てる。
でも、すぐ俯いた。
あぁ、これはやっちゃったな...
あなた

りょーちゃん、どーしてくれるの...

RYO
RYO
え?
あなた

...りょーちゃんのせいで!
やっとコンプリート出来そうだったステージが...!
あとちょっとのところで食べられてもうた!

そう言いわれてあなたの指の先を見ると、おぞましい色をした画面に「GAME OVER」の文字。
...えっと、いや、それはわかるけど、今告白して...
RYO
RYO
...あなた、ごめんね?
あなた

だから......てね?

RYO
RYO
え、今なんて?
なんて言ったんだ?
そしてちょっと耳が赤いと思ってしまうのは、多分きっと俺の淡い期待のせいだ。
あなた

だから!
これからも、りょーちゃんだけ私がCLEARするまで、ついてきてね?

RYO
RYO
ん?うん?
もちろん、俺はあなたが大好きだから大歓迎なのだけど...
あなた

ってことで、よろしくね彼氏さん?

RYO
RYO
え、ちょっとまって、あなた、それってOKってこと!?
あなたは照れ隠しなのか、またすぐシューティングゲームを始めた。
その顔が赤く染っているのが、俺の期待じゃなかったことに少し驚いて幸せをかみ締めた。

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