って、こんなことしてる場合じゃないよ!
はっ。そうだった……。
問題があったんだったね。
やっと話を元に戻せた私。
これからどうしよう?
どうやってそいつらが何者なのか調べる?
……さ、さくら?って、そんな可愛い性格してたんだね。
うれしいけど、そんなこと言ってる場合じゃないから。
うーん、そんなにまずい状況なの?
まずい状況だよ。
私の家は陰陽師だから……。
え、だから?
封印した妖怪の家族や友人から恨みを買っている可能性があるでしょ?
その妖怪達が復讐に来ていたとしたら?花香達に危害を加える可能性があるでしょ?
……そっか。確かにそうだね。
……もしかしなくても、かなり大変なことになってる?
……今?
気づくの遅いよ。
あー、ごめん。
どうやって悪意を持った妖怪かどうか調べようか?
……やっぱり、私が直接花香の家に行ったほうがいいのかな?
ありがたい。……でも、花島くんの護衛はどうするの?
ん?じゃあ俺も一緒に行こうか?
え、危ないよ?
花香には陰陽術があるからいいけれど、涼には自分の身を妖怪から守る術がある?ないでしょう?
そうだけど……。
やっぱり、俺も一緒に行くよ。
松下さんを守りたいんだ。
花島くん……。
松下さんのことは、ただのクラスメイトじゃなくてもう友達だと思っている。だから、一緒に行って守りたいんだ。
……わかった。涼のことは、私が守る。だから、一緒に行こう。
花島くん。さくら……。ありがとう。
大丈夫。だって俺たち
友達でしょ?
(……友達……だよね?)
ありがとう。本当に。正直、私たちだけでなんとかできるか不安だったから……。
大丈夫だからね。絶対なんとかするから。こんなでも、私、強いんだから。
それより、作戦を立てないと。
とりあえず、花香の家で1番権力の、力のある人と連絡を取れないかな?
おじいちゃん……かな?
電話がいいかな?
でも、電話の内容を妖怪に聞かれたら……外であったほうがいいんじゃない?
そっちの方が安全。
でも、一番力のある人が家を出て、他の家族は危険にさらされないのか?
それは大丈夫。家族は全員それなりに強いから。
そこまで強い妖怪の気配はしなかったし。
じゃあ、今日の夕方おじいさんを呼び出してもらえる?
わかった。
話は終わり?教室に戻ろうか。
うん。
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