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第8話

これからのこと
妖怪の住む世界と、人間の住む世界では時の流れが違う。人間の住む世界に出てくると、ちょうど涼の学校が終わる時間のようだった。
あなた

(彼はどこかしら…。)

キョロキョロと辺りを見渡すも、涼の姿は見当たらない。もう帰ってしまったのだろうか?
中庭で探していると、、後ろから声をかけられた。
花島 涼
花島 涼
ねえ!
あなた

あっ。

花島 涼
花島 涼
どうしたの?
あなた

あなたを探していたところだったんです。

花島 涼
花島 涼
僕を?どうして?
あなた

それが…。

私は父に言われたことを話して聞かせた。量は最初は笑顔で聞いていたものの、途中からだんだんと顔を曇らせていった。
花島 涼
花島 涼
嬉しくはないな…。
あなた

申し訳ありません…。

あなた

契約書まで書いていただいたのに…。

花島 涼
花島 涼
いや、君が悪いんじゃないよ。
花島 涼
花島 涼
それより、君は大丈夫?
あなた


なぜでしょう?

花島 涼
花島 涼
だって、知らない男の監視とか、嫌だろう?
内心どきっとした私だったが、ここでこの外面を崩すわけにはいかない。
あなた

いえ、任務ですので。

私はそう平然と言ってのけた。
花島 涼
花島 涼
てかさ、漢字ってどのくらいのレベルなの?
あなた

どういうことでしょう?

花島 涼
花島 涼
いや、その…風呂とかまでついてくんのかなって?
今度ばかりはは流石に動揺を隠せず、
花島 涼
花島 涼
あ、ごめんね、変なこと言って…。
あなた

い、いえ。

涼に気を遣われる羽目になった。
あなた

お風呂ですか…そうですね。それでは、ドアの前で待たせていただく…ということでも、よろしいでしょうか?

あなた

もちろん、拒否なされればもう少し距離を取らせていただきます。

花島 涼
花島 涼
いや、僕の方は構わないけど。
花島 涼
花島 涼
むしろ僕は君の方が気になるなあ。
あなた

私が、ですか?

花島 涼
花島 涼
だって、ずっと僕と一緒にいなくちゃいけないんでしょ?食事とか、トイレとか、お風呂とか。大丈夫?
あなた

ああ、そういうことですか。

あなた

私たち妖怪はそれらを必要としません。食べても嗜好品程度です。

花島 涼
花島 涼
お風呂は?
あなた

私たちは20歳で成長が止まるので、アカなどはつかないんです。ホコリや汚れも、私の場合は妖術で取れますし。

花島 涼
花島 涼
へえ。そうなんだ。なんかすごいね。
あなた

ありがとうございます。

しばらくこれからどうするかについて話した後、涼の家に帰宅することになった。
花島 涼
花島 涼
じゃあ、帰ろうか。
帰ろうとした時、涼の友人が駆け寄ってきた。
涼の友人
涼の友人
涼!一緒に帰らね?
花島 涼
花島 涼
あー、でも、先客が…。
あなた

ああ、私のことはお気になさらず。

私が気を遣って口を挟むと、涼は私の方をチラッと見た後、にっこり笑って
花島 涼
花島 涼
先に一緒に帰る約束をしてる人がいるから。
と言ってくれた。
涼の友人
涼の友人
そっか。じゃあな!
花島 涼
花島 涼
うん。また明日。
あなた

…私のことでしたら、お気になさらなくて結構ですよ?これからも一緒にいるわけですから…。

花島 涼
花島 涼
気にするよ。
花島 涼
花島 涼
だって、君はその間ずっと一人でいなくちゃいけないんだろう?
涼の優しさに心を打たれた私だったが、少しかわいそうにも思えた。
生まれつきの体質のせいで。私たち妖怪のせいで。どうして彼はなにも悪くないのにこんな監視生活を送らなければならないのだろうか?
花島 涼
花島 涼
さ、行こう。
あなた

はい。

私たちは、涼の家へ向かって歩き出した。