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第27話

お願い
松下 花香
松下 花香
さくら。花島くん。
あなた

おかえり。花香。どうだった?

松下 花香
松下 花香
とにかくその猫又と話してみたいって。
花島 涼
花島 涼
そうか。
猫又の主
猫又の主
ひ、姫様……。
不安な表情で、猫又の主は私を見つめた。自分の部下を封印したものに会うのだ。不安なのだろう。
あなた

大丈夫よ。私の後ろに隠れていればいいから。とにかく、会ってみない?

猫又の主
猫又の主
は、はい。わかりました。
無理やり笑顔を作った彼女は、やっぱり恐れているようだ。そこまで怖い人でもないのだが。

4人で歩いて先ほどの部屋に戻る。この家は広く、下手をしたら迷ってしまいそうだ。まあ、あの部屋から猫又たちがいたところまでは一直線だったので、迷う可能性は少ないだろうが。
松下 幸助
松下 幸助
おお。帰ってたか。
松下 文花
松下 文花
……。
松下 花
松下 花
お帰りなさい。さあ、座ってね。
あなた

ありがとうございます。さ、座って。

猫又の主
猫又の主
は、い……。ありがとうございます。
にっこり笑顔を作っているものの、猫又のその笑顔はぎこちない。
松下 幸助
松下 幸助
さて、話を始めようか。
松下 花
松下 花
お嬢さんは、あの猫又の子供を返してほしいのよね?
猫又の主
猫又の主
はい。
松下 花
松下 花
でもね、一度封印した妖怪を逃してしまうのは、私達にとっては信用を失ったも同然なの。
松下 幸助
松下 幸助
わかるな。
猫又の主
猫又の主
……はい。
バッ、と、猫又の主が勢いよく頭を地面に擦り付ける。
猫又の主
猫又の主
難しいのはわかっていますが、どうか、どうかお願いいたします!あの子はなにも悪くないんです。私が、私が悪いのです。私があの子にちゃんと指導をできていなかったから……。代わりに私が封印されても構いません。だからどうか、あの子を出してやってください。
あなた

(どうすればいいのだろう。できれば出してやりたいが、この状況では少し厳しい。)

松下 花
松下 花
お嬢さん。申し訳ないのだけれど……。
花島 涼
花島 涼
こういうのはどうでしょう?
松下 花
松下 花
え?
花島 涼
花島 涼
封印されているその子。出してあげてはいかがでしょうか?その代わり、陰陽師の監視下に置く、というのが良いと思うのですが、どう思いますか?
松下 花
松下 花
そう、そうね。……いいんじゃないかしら。
松下 幸助
松下 幸助
助手としてならやとうてやらんこともないぞ。きちんと給金も出せる。
松下 花
松下 花
それ、いいわね。賛成よ。
猫又の主
猫又の主
あ、あ、ありがとうございます……!
松下 文花
松下 文花
わ、私は……。
松下 花
松下 花
あら、反対?
松下 文花
松下 文花
……よく、わからない。
松下 花
松下 花
じゃあ、このまま進めてしまうわね?
松下 文花
松下 文花
……うん。
あなた

(きっと反対されると思ったのに。少しは私たちのこと、わかってもらえたのかしら?)

松下 花
松下 花
じゃあ、そうと決まったら早速倉庫にいきましょう。
松下 幸助
松下 幸助
我々は、封印した妖怪をまとめて倉庫で保管している。
あなた

(か、かなりぞんざいな扱いを受けているのね、私たち。)