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第13話

登校
 量が朝食を食べ終えると、学校に向かって2人で歩きだす。

 私は彼の少し後ろを歩いていた。
花島 涼
花島 涼
さくら。
あなた

はい。携帯を耳に当ててから話しかけてくださいね。

涼が慌てたようにスマホを取り出し、電話をしているかのように耳に当てる。
花島 涼
花島 涼
もしもーしさくらさーん。
あなた

はい、涼さん。なんでしょうか?

花島 涼
花島 涼
いや、暇だから何か話せたらな、と思って。
あなた

なにを話しましょうか?

花島 涼
花島 涼
うーん、そうだなあ。……妖怪世界の話、聴かせてくれる?
あなた

……いいですよ。

あなた

なにが聞きたいですか?

花島 涼
花島 涼
そうだなあ。桜の家族はどんな人なの?
あなた

そうですね、私から見れば優しい父ですよ。甘やかしてくれつつ、厳しいところもきちんとある。そんな人です。母はもうなくなってしまっていますが。

花島 涼
花島 涼
そっか。悪いこと聞いたね。
あなた

そんなことありませんよ。私をうんですぐ亡くなりましたから、あまり覚えていないのです。

花島 涼
花島 涼
そう?でも、やっぱり聞いちゃいけなかったよ。
あなた

なぜでしょう?

花島 涼
花島 涼
帰りたくなっちゃうだろう?俺だけ家族といられるのに、さくらは離れ離れになっちゃったから。
私のことを気遣ってくれているのがすぐにわかった。好きな人嫌いな人に関わらず、気を使ってもらえるのは嬉しいことだ。
あなた

大丈夫ですよ。私が決めたんです。あなたのそばにつくと。気を使ってくれてありがとうございます。

私がそうやって笑いかけると、量は私の方を向いて照れ臭そうに笑った。
あなた

ほら、何にもない方を見ているとおかしな人に見られますよ。

花島 涼
花島 涼
さくらがいるけど……他の人には見えてないんだよね。
あなた

そうです。声も聞こえていません。そういう術を使っているので。

花島 涼
花島 涼
じゃあ、さっきの話の続き。
妖怪世界の政治って、どうなってるの?
あなた

主に王を中心としたピラミッド構成になっていて、一番下が下級妖怪、中級妖怪、上級妖怪と続いています。

花島 涼
花島 涼
その上が王様?さくらのお父さんだよね。
あなた

そうです。私にも王女、姫としての仕事などもありますが、滅多にありません。

花島 涼
花島 涼
どんな時にあるの?
あなた

妖怪に不幸があった時に、でしょうか?

花島 涼
花島 涼
ああ、なるほど。
あなた

上級以上の妖怪が結婚するときもそうですね。王族代表として出ることが多いですが、妖怪は滅多に結婚しないので。

花島 涼
花島 涼
なんで?
あなた

増えすぎると、統率ができなくなるでしょう?妖怪は永遠に生きるため、陰陽師に封印でもされない限り減りませんし。

花島 涼
花島 涼
大変なんだな。妖怪の世界も。
あなた

人間の世界も、政治家とかがいて、複雑ですよねえ。

2人してはあ、とため息をつく。
あなた

さあ、学校はもう目の前です。おしゃべりはこの辺にしておきましょうか。

花島 涼
花島 涼
そうだな。友達も待ってるみたいだし。
涼の友人
涼の友人
りょーう!おはよっ。
花島 涼
花島 涼
おー、おはよう。