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第21話

仲良くなりたいっ!
花島 涼
花島 涼
え、それってもしかして大変なことなんじゃ……。
松下 花香
松下 花香
うん。ちょっと怖い。
松下さんが俯きながらそう言う。
あなた

大丈夫ですか?松下さん。

松下 花香
松下 花香
……大丈夫。あと、私にも敬語じゃなくていいから。
あなた

え?う、うん。

あなた

(敬語無理やり外すのって疲れるのよね……。友達なんて今までいたことなかったし、タメ口で話す相手なんてお父様くらいで……。)

松下 花香
松下 花香
……涼くんにだけ敬語とか絶対に許さないから。
俯いたままの松下さんが、ボソリと呟く。
あなた

(……もしかして、松下さんは涼さんのことが好きなのかしら?)

松下 花香
松下 花香
花香って呼んで。呼び捨てでいいから。
あなた

う、うん。花香。

花島 涼
花島 涼
え、じゃあ俺も涼って呼んで!さくら。
肌が少しピリッとする。恐る恐る花香の方を振り返ると、花香が私を睨んでいた。
あなた

え、遠慮しておこうかな……。

花島 涼
花島 涼
えー、なんで?
残念そうに涼さんが私をみた。
あなた

(ああ、なんだか花香からの殺気が強くなった気がする……。)

涼さんを呼び捨てにするのは羨ましいからダメ、でも悲しませるのもダメ、と言うことなのだろう。
あなた

あー、わかったわ、涼。

松下 花香
松下 花香
私も涼って呼びたい!
花島 涼
花島 涼
え、でも男女が名前で呼び合っていると変な目で見られるよ?
あなた

(こんなところで気を利かせなくても……。)

花島 涼
花島 涼
やめとこ?
松下 花香
松下 花香
う、うん。
あなた

(うわー、こっち見ないで花香!)

ものすごく睨んでくる。怖い。かなり怖い。
あなた

って、こんなことしてる場合じゃないよ!

あなた

(どうしよう、とりあえずお父様に相談に……あ……そうだ、お父様は……。裏切られて……。)

花島 涼
花島 涼
さくら?
あなた

な、なんでもない!

あなた

(弱気になっちゃダメよ、さくら!)

あなた

(って、さくらって呼ばれるのに慣れすぎね……。)

松下 花香
松下 花香
花島くんともっと仲良くなりたいのに……。
花島 涼
花島 涼
いやいや、めんどくさいよ?友達に付き合ってんのか〜って笑われたりさ。……そんなことになったことはないけどね。
松下 花香
松下 花香
でも……。
あなた

そのくらいにしとこうよ、花香。困ってるよ、涼。

松下 花香
松下 花香
でも……。
あなた

(うーん、こう言う時は……!)

あなた

呼び方だけじゃないでしょ?仲の良さは。

あなた

二人はおんなじ見える者なんだから、これからもっと相棒のように仲良くなるかもよ?

松下 花香
松下 花香
え……う、うん!
花島 涼
花島 涼
えー、俺の相棒はさくらじゃないの?
松下 花香
松下 花香
え……。
あなた

あ、相棒だけが仲の良い人とは限らないし!

松下 花香
松下 花香
そ、そうよね。
ふと、安心したような、喜んでいるような笑顔になる。
あなた

(もう、涼ったら……って、こんなことしてる場合じゃなーい!)