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第20話

松下さんの家
涼の友人
涼の友人
おはよっ。涼!
花島 涼
花島 涼
おう。おはよう。
元気よく挨拶をする涼さんを横目に、聞こえないとはわかっているが私も挨拶をする。
あなた

おはようございます。みなさん。

ガラリと音がして、誰かが教室に入ってきた。
花島 涼
花島 涼
お。おはよう、松山さん。
松下 花香
松下 花香
……おはよう、花島くん。
あなた

(あれ?この間は『涼くん』って呼んでいたような……。)

私の方をチラッと見、バッグを置いたあと、松下さんは教室を出て行った。空中を漂っていたその手は、微かに手招きしているかのように見える。
あなた

(ついてこいってことかしら?)

松下さんについていくと、屋上にたどり着いた。昨日話した場所だ。
松下 花香
松下 花香
おはよう。
あなた

え?ああ、はい。おはようございます。

あなた

それで、何かご用でしょうか?

松下 花香
松下 花香
……昨日、家で妖怪の気配がした。何か送ってきた?
あなた

そうですね、調べてはいるはずですが……?

松下 花香
松下 花香
……そう。何体かいるようだったのだけれど、調べに来てる妖怪たちかしら?
松下 花香
松下 花香
調べるなとは言わないけれど、ずっと見られている気がして気になるわ。
あなた

申し訳ありません、伝えておきます。

あなた

(そりゃ、見られてたら嫌よね。敵だって思っているから気にしてなかったのかもしれないけど……ん?まてよ?伝えるって誰に?お父様は涼さんに刺客を送ったんだから、今度こそもう二度と会う気は無いのに。……うーん、どうしよう?)

あなた

(……ちょっとまって。おかしいわ。)

あなた

いつ頃から気配を感じていましたか?

松下 花香
松下 花香
帰った時にはもういたけれど?
あなた

(私がお父様に報告したのは夜!その前から感じていたってことは、お父様が送った調査隊じゃない……?!)

あなた

もしかしたら、その妖怪……

花島 涼
花島 涼
さくら?
あなた

えっ。涼さん?

松下 花香
松下 花香
は、花島くん……。
花島 涼
花島 涼
急にいなくなるから。探したじゃないか。……ああ、松下さんと話してたの?
あなた

は、はい。じゃなくて……そうなの。松下さんの家のことでちょっとね。

花島 涼
花島 涼
え?何かあったの?
松下 花香
松下 花香
……さっき、何か言いかけてた。
花島 涼
花島 涼
え?なにを?
あなた

(あんまり涼さんは巻き込みたくないんだけれど……仕方ないか。)

あなた

……松下さんの家にいる妖怪は、もしかしたら調査隊じゃないかもしれません。

松下 花香
松下 花香
え、それって……。
花島 涼
花島 涼
え?どういうこと?
あなた

悪意を持った妖怪か、確かめる必要があります。

あなた

(悪い妖怪じゃないといいのだけれど……。)

花島 涼
花島 涼
え?つまり、悪い妖怪が松下さんの家にはびこっているかもしれないってこと?
松下 花香
松下 花香
うん。もしかしたらそうかもしれないってこと。
あなた

(……これはまた、面倒なことになっちゃったなあ……。)