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第24話

花香の家
花島 涼
花島 涼
あー、もしもし?母さん?今日もしかしたら遅くなるかも……いやいや、彼女じゃないって。うん、友達のとこ。うん。うん。またね。
あなた

涼のお母様?なんて言ってた?

花島 涼
花島 涼
遅くなるなら父さんが迎えに来るって。……ふふっ。
松下 花香
松下 花香
え、何?
花島 涼
花島 涼
いやあ、さくらのその話し方、まだなれないなあって……。
あなた

(涼が素で話せって言ったのに……。)

松下 幸助
松下 幸助
ほれほれ、ついたぞ。
あなた

あ、はい。

そこには、大きなお屋敷があった。

この時代だ。妖怪のことも信じる人が減って、陰陽師なんて大して儲かっていないと思っていたが、かなり儲かっているらしい。
花島 涼
花島 涼
わあ、すごい家だね……。
松下 花香
松下 花香
そう?
松下 幸助
松下 幸助
今家の中にいるのは妻と娘だけだ。挨拶して行きなさい。
花島 涼
花島 涼
わかりました。
あなた

わかりました、ご挨拶させていただきます。

家の中に入ったところで、おばあさんが出迎えてくれた。
松下 花
松下 花
いらっしゃい。花香のお友達かな?
松下 花香
松下 花香
うん。花島くんとさくら。
松下 花
松下 花
はじめまして。私は花香の祖母の花と言います。
あなた

さくらと申します。よろしくお願いします。

花島 涼
花島 涼
よ、よろしくお願いします。
どうやら涼は大きなお屋敷を見て緊張してしまっているようだ。

入った瞬間から感じていたが、力の弱いものが二匹、いや、三匹か。この感じは、獣の妖怪だろうか?
あなた

花香さんのお母様は?

松下 花
松下 花
今は買い物に出かけているよ。さあ、今のうちだ。
あなた

(今のうち……?どう言うことかしら?何か都合でも悪いの?)

花島 涼
花島 涼
松下さんのお母さん、どうかしたのか?
松下 花香
松下 花香
あ、うん。えっとね。
松下 花香
松下 花香
お母さん、妖怪が大嫌いだから……たぶん、さくらと友達だなんて言ったら、怒られちゃうと思うの。
あなた

そっか……。

あなた

(大嫌い、か。ちょっと傷つくわね。でも、そんなに嫌いだなんて、過去に何かあったのかしら?)

あなた

では、少し失礼しますね。

あなた

(今のうち、と言うのなら、さっさと済ませてしまわなくては。)

松下 花香
松下 花香
え?……あ。
あなた

え?

花島 涼
花島 涼
え?
花香が門の方を見て驚いたような声をあげた。ゆっくりと、振り返る。

次の瞬間、私の足元に弓矢が突き刺さった。
松下 花香
松下 花香
やめて、お母さん!
松下 文花
松下 文花
そこをどきなさい、花香!
その表情は、憎しみに満ちていた。

反撃をしようと持ち上げた手を、ゆっくりと下ろす。
松下 文花
松下 文花
私の家から出て行け、妖怪!
あなた

まあまあ、落ち着いてください。こんな時代に、妖怪だなんて叫んだら、ご近所さんにへんな目で見られますよ?

松下 文花
松下 文花
お前の話など、聞かない!
松下 花
松下 花
落ち着きなさい、文花。
松下 文花
松下 文花
お母さん、どうして妖怪を家に入れたりなんかしたの!?
松下 幸助
松下 幸助
落ち着け、文花!
松下 文花
松下 文花
は、はいっ。
松下 幸助
松下 幸助
落ち着いてよーく話を聞くんだ。いいな?
松下 文花
松下 文花
は、はい……お父さん。
幸助さんの厳しい顔をみて、少し冷静になったのか、それとも怯えているだけなのか。文花さんは急に静かになった。