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第7話

お父様との対戦
涼と話せた喜びの余韻に浸りながら、家に帰ると、家の前でお父様が待ち構えていた。
あなた

ただいま、お父様。

たかし
たかし
…会いに行ってはいけないと言っただろう!
あなた

でも、成果はあったわ。

たかし
たかし
それでも、どれだけ危険なことをしたかわかっているのか!?
あなた

分かってるわよ。

あなた

でも、それ以上に大切なことだったの。

あなた

それ以上に大事な人だったの。

あなた

怪我もしていないし、後悔なんて1ミリもしてないわ。

たかし
たかし
相談してくれれば父さんが行った!
あなた

すでに刺客を放ったくせに!?彼を殺そうとしたくせに!?

あなた

まあ、追い返したけれどね。

たかし
たかし
そうだ。そいつは首だ。
たかし
たかし
この私に逆らったのだから。
あなた

お父様、正気?

あなた

馬鹿なこと言わないで。

あなた

彼女がどれだけ悩んで、どんな思いをして帰ったか分かってる!?

あなた

お父様のことを思ったからなのよ!?

あなた

私のことを思ったからなのよ!?

あなた

私が死ぬって言ったから!

私が抗議を続けると、お父様は腕を組んで口を開いた。
たかし
たかし
分かった。お前がどれだけ彼を大切に思っていたかは認めよう。
たかし
たかし
だが、それとこれとは話が別だ。
たかし
たかし
彼は殺す。それだけだ。
あなた

どうして!?神の術で契約書まで書いてもらったのに!?

あなた

あれは絶対よ。いくら陰陽師でも逆らえない。

たかし
たかし
その契約書には穴がある!
お父様は壁をバシンと叩いた。
こうやって父が物にあったのはいつぶりだろうか。
たかし
たかし
彼が妖怪に害を成すこと自体は可能だからだ。
あなた

ど、どうして?

たかし
たかし
刑がなされるのは、害を与えた後だ。彼が妖怪を一撃で殺せるくらい強くなってしまったら、我々を殺せてしまう。
あなた

でも、害を与えた後は死んでしまうのよ?そんなことを実行するような人には…。

たかし
たかし
それでもやったやつは何十人といる。恨み憎しみは、時に生物を変えてしまう。
あなた

彼はそんな人じゃない!

たかし
たかし
どうして言い切れる?!それで何かあってはどうするんだ!何かあってからでは遅いんだぞ!
このままでは、彼が殺されてしまう。なにか、いい案はないのか。必死で考えても、案はほとんど浮かばなかった。…これにかけるしかなさそうだ。
あなた

じゃあ、監視をつけよう。

たかし
たかし
監視?
あなた

それなりに強い監視をつけたら、見張れるわ。なんなら、私でもいいのよ?

あなた

彼のそばにいられるなら、本望よ。

たかし
たかし
…好きにしろ。
たかし
たかし
が、もし何か彼がした場合は、責任を取ってもらうからな。
あなた

…殺すの?私のこと。

たかし
たかし
罪人の首はかる。昔からそうだった。
あなた

お父様は古いのよ。

あなた

いつも昔のことばか…

バタン!父は大きな音を立ててドアを閉め、家の中に入ってしまった。かちゃり、と、鍵をかける音もする。帰ってくるな、ということらしい。
あなた

(分かったわよ…。帰ってこなきゃいいんでしょ?)

私は再び家を後にした。もう一度、彼のもとへ行くために。