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第18話

再び訪れた
あなた

(無事でいて……涼さん!)

涼さんの無事を祈りながら、涼さんの元へと走る。
急いで涼さんの部屋のドアを開けると、眠っている涼さんの首に刺客が長く伸ばされた爪を立てていた。
あなた

お辞めなさい!

大きな声で叫ぶと、刺客は驚いたように振り返った。
あなた

あ、あなたは……あのときの。

刺客
刺客
ひ、姫様……。
花島 涼
花島 涼
うーん。
あなた

その手を涼さんから退けなさい。

刺客は気まずそうな顔をしながらゆっくりと手を退けた。
花島 涼
花島 涼
あ、あれ?何してるの?てか、誰?
あなた

ああ、涼さん……本当に申し訳ありません。私がもっと注意していれば……。

花島 涼
花島 涼
え、何?なにがあったの?
刺客
刺客
なっ。姫様にたいして不敬な!
あなた

それはお前の方でしょう!

刺客
刺客
ひっ。
花島 涼
花島 涼
さくら?
あなた

どうしてここにいるのよ!どうして彼を殺そうとしたの?!

刺客
刺客
そ、それは……。
刺客
刺客
王の御命令で……。
あなた

お、お父様が?

あなた

そんなの嘘よ!お父様は理解してくださったわ。

刺客
刺客
それが罠だったのです。姫様を安心させて、花島 涼を殺す。それが王の目的だったのです。
あなた

そんなの嘘よ!嘘よ!

あなた

(あれが演技だったなんて……。)

あなた

(思えない……。)

花島 涼
花島 涼
さくら?どうしたの?
あなた

ああ、すみません。

私は刺客の腕を掴むと、部屋のドアを開けた。
あなた

少し出てきますね。涼さんは、眠っていてください。

そしてにっこり笑うと、私は抵抗する彼女を引きずりながら部屋を出た。
あなた

許しませんからね、あなた。

刺客
刺客
そ、そんな……どうか、お許しを!
あなた

涼さんに手を出しておいて、助かるとでも思った?

刺客
刺客
で、でも、王の御命令で……。
あなた

間違ったことを止めてこその従者でしょう?

刺客
刺客
……間違ったことだとは思いませんでした。敵は、抹殺すべきです。
あなた

……そう。

あなた

なら、私も敵は始末しておくべきね?

死角の喉元にゆっくり手を伸ばす。
刺客
刺客
い、嫌あああ!






静かに涼さんの部屋に戻る。

結局、刺客に手を下すことはなかった。涼さんはそういうの、嫌がると思ったから。
花島 涼
花島 涼
ん?帰ってきたの?
あなた

あら?起こしてしまいましたか?

花島 涼
花島 涼
……結局あの子、どうしたの?
花島 涼
花島 涼
てか、誰?
あなた

……お父様が送ってきた刺客らしいです。

花島 涼
花島 涼
し、刺客……。
あなた

殺してはいません。封印しました。

花島 涼
花島 涼
封印?
あなた

ええ。向こう100年は起きられないはずです。涼さんが生きている間は持つでしょう。

花島 涼
花島 涼
……そっか。
花島 涼
花島 涼
ごめんな、俺のせいで。
あなた

涼さんは悪くありません!
むしろ、私が謝らなければ……。

花島 涼
花島 涼
じゃあさ、お願いしてもいい?
あなた

もちろんです。可能なことであれば。

花島 涼
花島 涼
さっきの話し方で話してほしいな。敬語、いつもは使ってないんじゃない?
あなた

……?!

あなた

なっ、えっ、はっ。

あなた

敬語を外すのは、外してもいいと思えるまで仲良くなれれば、という約束では?

花島 涼
花島 涼
お願い。できることなら、聞いてくれるんでしょ?
花島 涼
花島 涼
そっちの方が、俺、嬉しいな?
あなた

うっ。

あなた

(涼さんの望み……は、叶えてあげたい。でも、恥ずかしいよお……。)

花島 涼
花島 涼
な?
あなた

え。

花島 涼
花島 涼
な???
あなた

うー。

あなた

わ、わかりまし……わかったわよお。

私は顔を少し赤くしながら頭を抱えながらその場に座り込んだ。
花島 涼
花島 涼
よし!じゃあ、お休み!
そういうと、涼さんはそのまま眠ってしまった。
あなた

(やっぱ、涼さんには勝てないわ……。)