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第19話

話し方
あなた

おはようこざいま……おはよう。

起き上がってきた涼さんに話しかける。
あなた

(慣れるまで時間がかかりそうだわ……。)

花島 涼
花島 涼
ふふ。おはよう、さくら。ふふふ。
あなた

もう、なんで笑うんです……笑うのよ!

花島 涼
花島 涼
だって……。
そう言いながら、涼さんはいまだに笑っている。
花島 涼
花島 涼
頑張っているさくらが可愛くて……ふふふ。
涼さんに笑われるのは、どうも居心地が悪い。でも、可愛いって言ってもらえるのは嬉しい。……なんかもう嫌だ。
あなた

恥ずかしいから笑わないで。

花島 涼
花島 涼
ははは。なんか可愛いなあ。
あなた

ちょっと!

笑う涼さんを止めようと必死になっていると、ドアの向こうから大きな声が聞こえてきた。
恵子
恵子
涼?何を一人で笑っているの?
花島 涼
花島 涼
え、あっ、あっ、母さん。
これには涼さんも驚いたようで、慌てたように立ち上がった。
花島 涼
花島 涼
あー、ちょっとね。
恵子
恵子
なによー。ドア、開けるわよ?
花島 涼
花島 涼
え、あ、うん。
ガチャリという音と共にドアが開かれる。
恵子
恵子
おはよう、涼。
花島 涼
花島 涼
おはよう、母さん。
恵子
恵子
どうして笑っていたの?
花島 涼
花島 涼
あー、ちょっとスマホで友達と話してたんだ。
恵子
恵子
そう。朝から元気ね。
恵子
恵子
さ、支度したらリビングにいらっしゃい。朝ご飯の支度、できてるわよー。
恵子さんは楽しそうな笑顔でそういうと、リビングに戻って行った。
花島 涼
花島 涼
はあ……嵐がさった……。
あなた

ふふふ。

花島 涼
花島 涼
笑うなよお。
あなた

今度は私が笑う番ですよ。ふふ。

なんだか楽しい気分だ。
あなた

さ、顔を洗ってくださいな。

花島 涼
花島 涼
……また敬語になってる。
あなた

え、ああ、すいませ……ごめんね。

あなた

これから頑張って直すわ。

さあ、と言っても涼さんを部屋から出す。
あなた

あとで行くわ。

花島 涼
花島 涼
わかった。
あなた

……行った?

あなた

……はあ。

あなた

無理やり敬語を外すのって、疲れるのね……。

あなた

反応が敬語を使いたがっているみたい。

あなた

……ふふ。

あなた

さ、行くか。

少し独り言を喋ったあと、私も部屋を出た。リビングに向かうと、涼さんはすでにリビングで朝食をとっていた。
花島 涼
花島 涼
……さくらってものを通り抜けられるのか?
聡
ん?何かあったか?
花島 涼
花島 涼
い、いや。なんでもない。
あなた

(誰もいないのにドアがあいたらおかしいですからね。ドアを通るときは、術を使わせてもらっています。)

涼さんに聞こえるはずもないのに、心の中で説明する。あとで教えてやろう。
あなた

(あ、また敬語になってた……これからも使っちゃうんだろうな。)

恵子
恵子
おいしい?
花島 涼
花島 涼
うん、おいしいよ。
さて、そろそろ学校に行く時間だ。あの女の子について、また調べないと……。