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第4話

神の契約書
あなた

では、こちらの契約書に名前を記入してください。

花島 涼
花島 涼
け、契約書?
私は一枚の紙を取り出し、涼に見せた。
あなた

名前で縛る契約書です。

花島 涼
花島 涼
し、縛る…。
涼がごくりと唾を飲んだ。私はふふふっと笑って続けた。
あなた

そんなに恐ろしいものではありませんよ。私たちが唯一与えられている神の使う術なんです。

花島 涼
花島 涼
それ、ほんと?さすががに今日会ったばかりのきみを信用できないよ…。
あなた

ご安心ください。

あなた

もしこれが私の使う妖術なら、あなたにはききませんので。

花島 涼
花島 涼
あっ、そっか…。
私はにっこり笑いながらペンを取り出し、涼に渡した。
花島 涼
花島 涼
これはどう言う契約書?
あなた

私たち妖怪をあなたが襲わないと言う代わりに、私たちもあなたを襲わないと言う契約書です。

あなた

こちらに記載してありますので、お読みください。

花島 涼
花島 涼
ふうん、確かにそう言うことが書いてあるね。
私たちが唯一使うことの許された、神の術。それは、神の契約書。その違いを破ったものには、天罰が下り、死んでしまうのだ。
あなた

これを破った場合、死にますので、ご注意ください。

花島 涼
花島 涼
え、それって本当に死ぬの…?
書くのを躊躇しているようだが、それではお父様の送り出した刺客に殺されてしまうだろう。
あなた

刺客に殺されたくなければ、書いてください。

花島 涼
花島 涼
そうだね。…わかったよ。
あなた

(やっと書いてくれた…。あとはお父様に見せるだけ…。)

あなた

(…ん?)

あなた

(あー、まずい。これはまずい。)

あなた

(刺客だ。)

花島 涼
花島 涼
書けたよ。
あなた

はい。では、学校までお送りいたします。

花島 涼
花島 涼
え、いいよ。恥ずかしい。
恥ずかしがって、じゃあ、といこうとする涼を引き止め、こっそりと耳打ちをする。
あなた

すでに刺客が。

花島 涼
花島 涼
え…。
あなた

これでも私は強い方ですので。お守りします。

花島 涼
花島 涼
あ、ありがとう。
二人は学校に向かって歩き出した。けれど、今回の話は当然のことだったので、涼はまだ混乱しているようだ。
ぶつぶつと、何かを呟いている。
花島 涼
花島 涼
面倒なことになったなあ。
花島 涼
花島 涼
話しかけなかったらよかったかな?
花島 涼
花島 涼
いや、でも、彼女の話が本当なら、俺、死ぬしなあ…。
花島 涼
花島 涼
信じられないよ、俺、陰陽師みたいなもんなのかな?
あなた

あまりぶつぶつと喋っては、目立ちますよ?

花島 涼
花島 涼
あ、聞こえてた?ごめん…。
周りの人が、チラチラと涼を見ている。彼の見た目が良いこともあるのだろうが、やはり、一人で話しているからだろう。
あなた

携帯を持たれては?そうすれば、電話しているように見えます。

花島 涼
花島 涼
あ、そうだね。ありがとう。
涼は素直に携帯を取り出し、耳に当てた。