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第9話

帰り道
涼との帰り道。任務であるとはいえ、心臓は大きな音でドキドキと音を立てていた。
あなた

(好きな人と一緒に帰れる日が来るなんて……嬉しい!そしてはずかしい!)

花島 涼
花島 涼
ねえ。
あなた

はい。

花島 涼
花島 涼
君に何かからの名前をつけようと思うんだけど、どうだろう?
あなた

そうですね。名前がないままでは、不便ですから…。

あなた

何か名前をつけてくださいますか?

花島 涼
花島 涼
わかった。
あなた

(不便だからでも…好きな人に名前をつけてもらえるなんて、これほど嬉しいことはないわ!)

花島 涼
花島 涼
うーん。どうしよう。
花島 涼
花島 涼
じゃあ、さくらとかどう?
あなた

さくら。いいですね。ありがとうございます。

花島 涼
花島 涼
確か、花言葉は……。
花島 涼
花島 涼
なんだっけ?
あなた

精神の美しさや、優美な女性…などでしょうか?

花島 涼
花島 涼
そうそう。それそれ。よく知ってるね。
あなた

これだけ長く生きていれば、学ぶ機会も多いですから。

花島 涼
花島 涼
そ、そう。
涼がぼそりと呟く。
花島 涼
花島 涼
一体いくつなんだ……?
あなた

聞こえていますよ。

花島 涼
花島 涼
すっ、すみません!
あなた

(ふふふ。私に興味を持ってくれるのは嬉しいけれど、そこはちょっと秘密ね…。)

あなた

(おばあちゃんレベルの年じゃないし…。)

花島 涼
花島 涼
ど、どのくらいなの?年……。
あなた

そうですね。……内緒です。

あなた

(いうわけないでしょ!絶対引くもん!引かれる年だって自覚あるもん!)

花島 涼
花島 涼
そっか。でも、20歳以上なんだよね?成長がたまってるって言ってたから…。
花島 涼
花島 涼
あ、じゃあ、敬語を使うべきなのかな?
あなた

いえいえ、気を使っていただかなくて結構ですよ。長い付き合いになりますから。

花島 涼
花島 涼
でも、さくらは使うでしょ?
あなた

私の場合はいいんですよ。

花島 涼
花島 涼
そ、そう?
花島 涼
花島 涼
ど、どうやったら敬語をやめてくれるかな?
あなた

……私が敬語じゃなくてもいいと思えるくらい仲良くなれたら、ですかね?

花島 涼
花島 涼
よ、よおし!頑張るぞ!
あなた

(厳密にいうと、私が外面じゃなくてもまともに話せるようになるまで、かな?)

あなた

(私、外面じゃないと緊張して話せないから……たぶん。)

花島 涼
花島 涼
あ、もうすぐ家に着くよ。
あなた

そうですか。分かりました。

あなた

(……涼さんの家、私いったことないんだよなあ。涼さんについていってみようかなと思ったこともあったんだけれど、それじゃストーカーだと思ってやめたんだっけ。)

あなた

家では、私のことは空気だと思ってください。

花島 涼
花島 涼
え、どうして?
あなた

ずっとスマホで今のように電話をしているフリをするわけにもいかないでしょう?

花島 涼
花島 涼
あ、確かに。
花島 涼
花島 涼
じゃあ、家族に話す?君のこと。
あなた

いえ。妖怪は人間とは極力関わってはいけないので。

花島 涼
花島 涼
どうして?
あなた

……あなたのように特殊な能力を持っている人間もいるからですが、他にも理由はあります。

花島 涼
花島 涼
他の理由って?
あなた

……一度妖怪を見てしまうと、見えるようになってしまうのです。妖怪を。

花島 涼
花島 涼
何かまずいの?
あなた

私たちを見れる人間の方が、普通の人間より美味しいと言われています。

花島 涼
花島 涼
え……食べるの?俺も食べられるの?
あなた

ご安心ください。あなたのことは私が守ります。

花島 涼
花島 涼
そっか。そうだね。
花島 涼
花島 涼
あ、ついた。
ちょっと暗い雰囲気になりながらも、無事に家に着くことができた二人だった。