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第15話

見える者 二
あなた

ただいま戻りました。

涼さんのいる教室に戻ってきた私は、後ろから涼さんに声をかけた。
涼さんの手元を見ると、ノートの端に何かを書いていた。
花島 涼
花島 涼
おかえり。
あなた

はい。ありがとうございます。では、授業、集中して頑張ってくださいね。

涼さんに微笑みながらそういって応援したり。

……やはり視線を感じる。視線の先を辿ると、そこには女の子がいた。さっきの子だ。
あなた

こんにちは。

あなた

もう直ぐ休み時間ですね。

授業中だからか、何も答えてくれない。
あなた

休み時間になったら、すこしお話しさせていただいてもよろしいでしょうか?

まあ、面倒くさいことになった者だと思いながらそう話しかけると、その女の子は小さく頷いた。
あなた

(まさか涼さん以外にも見える人がいたなんて……ああ、まいったな。この子も、妖怪から守れるかな?)

そんなことを考えていると、授業は直ぐに終わった。
あなた

涼さん。すこし話をしてきますので、側を離れます。近くにいますので、安心してください。

私がそう涼さんにいうと、涼さんはノートの端に
花島 涼
花島 涼
わかった。行ってらっしゃい。
と書くと、友達の元へ行ってしまった。
あなた

(……私も行くか。)

さっきの女の子に近寄り、話しかける。
あなた

どこでお話ししましょうか?

そう言うと、女の子は立ち上がった。

連れて行かれたのは屋上だ。まだお昼休みではないからか、人はいない。
松下 花香
松下 花香
ここならいいでしょ?
あなた

ええ。ありがとうございます。

松下 花香
松下 花香
休み時間、そんなに長くないから、私から話してもいい?
あなた

はい。構いませんよ。

松下 花香
松下 花香
……あなた、涼くんの恋人?
あなた

……はい?

あなた

(そ、そうなればいいなとは思っているけれど……なんでそんなこと聞かれるの!?)

あなた

違いますが……どう言うことでしょうか?

笑顔を保つのに疲れながら、私は尋ねた。
松下 花香
松下 花香
そう。ならいいの。じゃあ、あなたの話は?
あなた

え?ええ、はい。

あなた

……私たち妖怪が見えるのは、昔からですか?

松下 花香
松下 花香
ええ。昔からよ。陰陽師の家系なの。
あなた

……妖怪を払ったり、封印したりしていますか?

松下 花香
松下 花香
ええ。妖怪が私たち人間に迷惑をかけている場合はね。
あなた

そうですか。わかりました。ありがとうございます。またお話を伺ってもよろしいでしょうか?

松下 花香
松下 花香
いいわ。私の質問にも答えてくれるなら。
あなた

ありがとうございます。

あなた

(この子の前で笑顔を保つの、もう限界だわ!表情筋がおかしくなりそう!)

あなた

では、戻りましょうか。