第92話

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2020/10/08 11:25
















       インターフォンが鳴った























      
Jimin
Jimin
来たかな~















       ジミンさんは先に部屋を出て行ってしまった



























       私は拘束されているため、勿論その後を追うことはできない































Jimin
Jimin
ヒョン、出ちゃダメ
Yoongi
Yoongi
あ、そうだったな
Jimin
Jimin
ごめんね、ヒョンは
部屋に行ってて
Yoongi
Yoongi
ん、終わったら呼んで
















       開けっ放しのドアから、そんな会話が聞こえた。


























       ユンギさんは出たらダメらしい、







































       もし来客が仮にテヒョンだったら二人が兄弟ってことを隠しているのかも…?































Jimin
Jimin
良いよ、入って
Taehyung
Taehyung
殺してないよな?
ジミンならやりかねない。
Jimin
Jimin
まさか、そんな勿体ない事する訳ないじゃん!ㅎㅎ
すぐそこの部屋にいるよ?















       やっぱりテヒョンだ。






















       でも、なぜこんなにも話し声が聞こえるのか















       
Taehyung
Taehyung
本当にすぐそこだな
















       こんなに玄関が近かったんだ


















      テヒョンは私を目で捉えると、すぐにこちらに向かって歩いてきた






























Jimin
Jimin
ね、殺してないでしょ?
Taehyung
Taehyung
ユラ、大丈夫か?
Yura
Yura
テヒョン、














       大丈夫、と答えようとした時

















       テヒョンは私の手首と足元を見て、段々と顔を顰めていく
















































Taehyung
Taehyung
何だよこれ、
Jimin
Jimin
何って、テヒョンは知らないの?
これが僕のやり方だって。














       と、テヒョンの耳元で私にも聞こえるような声の大きさで囁いた



















Taehyung
Taehyung
こんな事、まだやってたのかよ,
Jimin
Jimin
辞められないんだよ~
テヒョンと同じ”浮気”みたいにね?ㅎㅎ
Taehyung
Taehyung
…っ
















       そう、ジミンさんの目的は私たちを別れさせること






















     私も別れようと思ってた。でも、好きでもない人とこれから一緒に暮らすのは嫌に決まってる。



























       ジミンさんに負けないように、私もテヒョンに助けを求めなきゃ。































Jimin
Jimin
さ、話を始めようか
僕たち3人のこれからについて。

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