複雑な気持ちのままご飯を作り、机に並べていく
返事がないのでソファの方に目を向けると、頭だけ見えていて全く動かなかった
ソファ近くまで行くと、テヒョンは静かに寝息を立てて寝ていた
私が呼んでも起きる気配はない
そしてテヒョンの体を何回かゆすぶっていた時、体が何かに引っ張られた。
気が付けば私の体はテヒョンの上に乗っかている
それもテヒョンの唇に触れてしまいそうな距離だった
ぼんやりと目を開けてそういった途端、
”ちゅっ
と、テヒョンの唇が触れた
そして、次にテヒョンが放った言葉は今までで一番酷かった
そう呟いてテヒョンは再び眠りに落ちていった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!