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第1話

出会いの夜 ①-①
10,620
2019/12/10 14:25
それは 学校からの帰り道の事でした
警察
警察
____が現れたぞー!!!追えーッ!!
You
You
ん…??一体何が?
大量のパトカーがサイレンを鳴らして
街の中心部には警察や人々で溢れていた
私はなるべく人通りが多い道を避けて
路地裏を歩きながら帰宅していると…
You
You
うわっ…!((ドンッ
ルパン
ルパン
うわぁ…っと
どーしてこんな暗い路地に女の子がぁ?
ルパン
ルパン
っと そんな事より
怪我はないかい?お嬢さん
You
You
は、はい…
暗闇の中、突然誰かとぶつかり腰が抜けてしまう私。そんな私にぶつかった相手は手を差し伸べる
相手の手を掴むと大きくしっかりとした手で
私よりも歳上であることが確認できた
ルパン
ルパン
ぶつかったのが俺でよかったなぁ?
こんな人気の無い路地にはこわ〜いお兄さん達が彷徨いてるからよぉ
You
You
それは分かってます…けど何だか騒ぎが起こってるみたいでいつもの道は通りずらくて…
ルパン
ルパン
俺のせいでこんなかわい子ちゃんに迷惑掛けてちゃったか…あちゃー…
You
You
…え?″俺のせい″?
暗くてはっきりと彼の見えておらず
その言葉に疑問を浮かべる
すると タイミングよく彼の後ろから車が一台やってきてライトで彼の姿が照らされる
ルパン
ルパン
俺は…大泥棒のルパン三世さ
ご存知でない?
You
You
へー…え!?ルパン!?三世!?
ええええぇ!?
ルパン
ルパン
たはは!その驚きっぷり…おもしれぇ!
驚愕して目を丸くする私を見てルパン三世は微笑むと、前で跪き私の手の平にキスを落とす
ルパン
ルパン
お嬢さんの事、ちょーっと気になるなぁ
是非またの機会に、会って話そうぜ
You
You
え…//あ、ぁ…
私の感情が驚愕から呆然と変わる頃
ルパンはやってきた車に乗り込むと此方に笑みを浮かべながら手を振る
すると同時に車も来た方向へと走り去ってしまった…
You
You
ルパン…あれがルパンなんだ…
You
You
(心臓のバクバクが止まらない…!)
サイレンの音も遠く離れ、静かになった路地裏に暗闇で目立たない赤く染った私の頬を抑えてただ彼の名前を呟いた…

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