あれから4年。
私たち兄妹は、両親の墓へと来ていた。
墓場の前で私が不意に変なことを聞いた。
と話していると。
あ。親戚のおばちゃんたちがやってきた。
すると、酔ってるおじちゃんがきた
…耳を疑う事実だった。
は、腹違い…?
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それから私たちは、すごいことを聞いた。
母親が違うのだ。
私たちが母親だと思っていた人は、実はあなたの母親だった。
あなたと大貴は、兄妹だが、腹違いの兄妹だったのだ。
しかも、だ。
大貴の母親はあなたの母親の姉だった。
父親はどうやってそんなことをしたのだろうか…
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墓参りの帰り道、私たちは一切話すことはなかった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!