〜あなたSild〜
しゅんはそんなこと思ってたんだ…
でも…どうやったらあーいうのを
避けられるんだろう…
ちょっとりんに相談してみようかな…
でもなー…分からなかったら
しゅんに直接聞こうっと!
答えてくれるかな?
しゅんがあんなこと言うなら、
あなたがあーいうこと言っても
大丈夫ってことだよね?
少し、しゅんのことが分かってきたかも
良かったよーな…良くないよーな…
まぁ、いいや!
〜しゅんSild〜
あー!!
つい、カッとなってあんなこと
言っちゃったよ…
絶対にあなた、嫌だと思ったよね…
謝らなくちゃ…
昨日のことも謝らないと行けないのに…
もう俺はあなたがモテることを知ってる
はずなのに…
なんで、嫉妬しちまうんだよ…
なんて、最低なやつなんだよ、俺は…
言ったら、俺もしちゃいけないな。
これは絶対に守らないと
あなたに負担ばっかり掛けることに
なっちまうもんな。
よし、謝らないと。
声が重なった。
二人は急いで学校まで向かった。
朝練が終わり、りんと体育館から教室へ向かった。
そうこう話しながら歩いていると教室に着いた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!