第10話

生意気メイツ!
916
2023/10/28 11:41
グリム
ふな“っ!?
あなた
(なーんかおかしいと思ったら…。)
エース
プッ…あははっ!もう堪えるの無理だ!あははは!
エース
なあ、お前ら昨日入学式で暴れてた奴らだろ?
エース
闇の鏡に呼ばれたのに魔法が使えない奴と、お呼びじゃないのに乱入してきたモンスター。
笑いを堪えるのに必死だった。
そう言って馬鹿にしてくる。
エース
で、結局入学式できずに2人して雑用係になったわけ?はは、だっせー。
あなた
(え…2人…?)
エース
しかも『グレート・セブン』も知らないなんて、どんだけ世間知らずなんだよ。
エース
ナイトレイブンカレッジに来る前に幼稚園からやり直すをオススメするわ。
エース
ちょっとからかってやろうと思って声かけたけど、色々と予想を超えてたね〜。
笑いながら言ってくるエース。
ユウ
ちょっと…
あなた
エース
んじゃ、オレは君たちと違って授業あるんで!せいぜい掃除頑張ってね、おふたりさーん♪
そう言って挑発しながら、背を向けた。
それと同時に、私の手を掴んだのだ。
あなた
!?ちょっ
まぁ、そんなエースの挑発に乗ってしまったのが
グリムである。
グリム
コイツ〜〜!言わせておけば!もう怒ったゾ!
立腹のグリムは、エースに炎の魔法を当てようとした。
だが、それはギリギリで避けられる。
エース
うわっ!っと、危ねえ!何すんだよ!
攻撃に驚いたエースは、グリムに苛立ちを覚えた。
グリム
オレ様を馬鹿にするからだ!その爆発頭をもっと爆発させてやるんだゾ!
そう言って先ほどの立場が逆転し、次はグリムがエースのことを煽る。
勿論、“爆発頭”と呼ばれた彼は腹を立てた。
エース
へ〜ぇ。オレとやろうなんていい度胸じゃん。
エース
そっちこそ、全身チリチリのトイプードルにしてやる!
エースとグリムの間に火花がちった。
モブ生徒
なんだ?喧嘩?
モブ生徒
いいぞー!やっちまえ〜!!
ユウ
あわわ…ちょ、煽らないでください…!
こんな感じだが、私はさっきからトラッポラさんに手を掴まれたままで、
炎が迫ると、庇うように背を向けられ、風を操っているところを見せられていた。
ユウ
とりあえず、あなたちゃんを離してよ!!!
エース
えー。どーしよっかなー?
あなた
(このままだと、トラブルが大きくなる…)
ユウ
あなたちゃんッッ!!
無事にことが収まると思って口出ししなかったけど…
あなた
もう見てられないね。これは。
グリム
喰らえ!!
グリムが炎の魔法をエースにぶつけようとした時。
あなた
異能力 オール“コピー”『深淵の赤毛のアン』
ピカァァァァ
数人
!?ッッ…
みんなが目を瞑る。
エース
…は、何ここ?!!?
グリム
な、なんか広い部屋にきたんだゾ!
ユウ
ここはまさか…!!
あなた
そ。
あなた
ここは「アンの部屋」。
あなた
私の力で、この部屋に来てもらった訳だけど…
あなた
この部屋を出る方法はただ一つ。
そう言って、グリムとトラッポラさんに近づいた。
あなた
トラッポラさんとグリムが互いに謝ること。
ユウ
!!
エース
はぁ?!
グリム
オレ様悪くないんだゾ!!
あなた
そう?カッと感情的になって、トラッポラさんを危うく怪我させようとしたモンスターは、誰だったかな?
グリム
ふな…
あなた
トラッポラさんも、衣食住もない人…ましてや此処の人間じゃないから勿論魔法も使えない人を馬鹿にして…道理を外れた行いをしてる事じゃ承知の上でですか?
エース
そ、れは…
一番、人の道理を外れたれた行いをしている所を見てきたあなただから
一番人の底に眠ってる感情に気付きやすいあなただから
一番人の心のあたたかさを知っているあなただから
あなた
自分の行動を振り返ってみてください。そこに、学ぶ事があるはずです。
だからこそ
このような事が出来た。
叱責し、でも、本質を見失わないように
本人から気づかせ、学ばせるように。
其のような事が出来る彼女だからこそ、誰もが彼女を愛したのだ
まぁ、そこだけではないが…
エース
…はぁ。ごめん。言いすぎた…。
グリム
オレ様も、悪かったんだゾ。
うん!大丈夫そうだね。
あなた
2人とも根は優しいんですから。
ふわりと笑ってエースたちを見るあなた
エース
/////
おっと。また1人落ちた様だ。
これから何人落としていくのだろうか…
あなた
さて…出ましょか。
そんなことを知らずに前を向いて異能を解除した。
エース
!?ちょ、なんでハートの女王の像が黒焦げになってんの!?
アンの部屋からでると、ハートの女王の像が黒焦げになっていた所を発見した。
なんで…!?
あなた
!もしかしてさっきの…
クロウリー
コラーーーーーー!!!
クロウリー
さっき生徒から事情は聞きましたよ!!
クロウリー
先程「騒ぎを起こすな」と言ったばかりのはずですが?
クロウリー
しかも、グレート・セブン石像を黒焦げにするなんて!
クロウリー
よほど退学にされたいと見えます。
そう言ってエースたちに叱る学園長。
クロウリー
あなたも、グリムくんを監督しているとは言えませんよ。
学園長がユウくんにそう言った。
ユウ
えっと…
あなた
学園長。
戸惑いを隠せないユウくんの前にあなたが立った。
あなた
すみません。これは、私の責任です。
あなた
力を持っている私が早めに止めていればこの様な事態に陥る事はありませんでした。
グレート・セブンの像が焦げた理由に関しては、
グリムがエースに向かって、魔法を発動させた途中でアンの部屋に連れ込んだから
出ていた炎はそのままエースの後ろあたりにあったハートの女王の像に当たってしまったと予測した。
エースならどうにか逸らす事が出来たのかもしれない。
でも、私がこのタイミングで異能を発動してしまったから、そのまま当たってしまったのだろう。
そう考えたあなたは、学園長に素直に謝った。
クロウリー
ふむ…。
クロウリー
あなたさんがそこまで言うのなら、罰は軽くしましょう。
クロウリー
それで、君。学年と名前は?
あぁ。一応罰はあるんだ…。
まぁ、そうだよね。
エース
…エース・トラッポラ…。1年です…。
クロウリー
エースくん、グリムくん、ユウくん、あなたさん。
クロウリー
3人には、罰として窓拭き掃除、80枚の刑を命じます!
窓拭き掃除…
グリム
ふなぁ…
ユウ
分かりました。
エース
…わかりました…。
学園長に窓拭きの刑を命じられたが、
私は、それより大事なことを考えていた。
あなた
(像…どうやって直そうかな…)
んー
あなた
…!
考え、案を絞り出した結果。
あなた
異能力 オール“創作”『穢れを知らぬ者』
クロウリー
え、ちょっ、あなたさん?!
すると、ハートの女王に纏わりついていた焦げが無くなり、綺麗な状態に戻っていた。
エース
うわスゲ〜。元通りだし、ピカピカじゃん。
感心したエースはあなたの横に並び、ハートの女王の像を眺めた。
その後、学園長に「放課後、大食堂に集合」と言われ、トラッポラさんと別れた。
エース
(あれ…あなたって、生徒じゃなかったのか…?)

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