第8話

登校フレッシャー!
1,034
2023/02/26 12:36
???
お嬢さーん
あなた
…んん、
声がする。
ゆっくりと目を開けると、側には昨日見たゴーストがいた。
…帰れない…。
はぁ。
ゴースト
お嬢さん、早く起きないと、今日は学園長から雑用を頼まれてるんじゃなかったのかい?
少し残念な気分になっている私に、今日の予定を伝えてくれるゴースト。
あなた
そうだったね。ありがとう、起こしてくれて。
ゴースト
お安いご用さ!イッヒッヒ
笑い方は不気味だけれど、意外といいゴーストだよね。
脳天気なことを考えながら学園長が支給してくれた服に着替える。
まぁ。他の服もあるのだが、学園内を歩き回るときはこれじゃないと示しがつかないらしい。
他の服がある理由に関しては、私だけ異能を使ったのだ。
異能力 オール“創作”「異世界のトビラ」
ありとあらゆる物を鏡を介して持ってくることができる。
だが、呼び出す時、あなた自身が知っている場所でないと、発動できない。
部屋を出て、一階に降りると、学園長がいた。
あなた
学園長、おはようございます!
クロウリー
!あなたさん、おはようございます。随分と早いですね。
クロウリー
(よそよそしくなくなっている…!)
一日中経って、頭の整理もついたのか、学園長ともしっかり話せるようになった。
クロウリー
ユウさんは、まだ起きてないのですか?
すると、ドンガラガッシャーンと上の方から大きな音が聞こえた。
クロウリー
!?
あなた
あぁ。多分、ゴーストが急に現れたからじゃないですか?
実際、私のところにも来てたし。
クロウリー
そういうことですか。
クロウリー
では、ユウさんの部屋に行ってみましょうか。
あなた
そうですね。
グリム
クソー!いつか追い出してやるんだゾ!!
ドアの向こうからグリムの声がした。
学園長は、扉を開け、部屋の中に入った。
クロウリー
おはようございます、2人とも。
クロウリー
よく眠れましたか?
グリム
ベッドに寝そべったら、底が抜けてびっくりしたんだゾ!どんだけオンボロのまま放置してたんだ?
それは、災難だねぇ。
私は抜けなかったけど。
グリム
朝も、ゴーストに起こされるし、最悪なんだゾ!
ユウ
僕はぐっすりでした!
クロウリー
うーん、異世界に飛ばされてきたというのに図太くて大変よろしい!
あなた
凄いね。私はいつもの環境と違うからあまりは深くは眠れなかったのに。
ユウ
あなたちゃんにそう言われると、やる気出てくるッ!!
ふふっ、そうなのか。
ならよかったよかな。
クロウリー
さて、そんなわけで本日のお仕事についてお話があります。
話をするためにも、一旦談話室に降りた。
…毎度思うのだけれど、ここも少しづつ修理と掃除をしないとねー。
クロウリー
さて…今日のお仕事は、学園内の清掃です。
クロウリー
…っと言っても、学園内は広い。魔法なしで全てを掃除し終えることは無理でしょう。
クロウリー
ですので、本日は正門から図書館までのメインストリートの清掃をお願いします。
クロウリー
いいですか。ユウくん、あなたさん。
クロウリー
昨日のような騒ぎを起こさないよう、グリムくんをしっかり見張っていてくださいね。
まぁグリムは前科持ちだもんね。
ユウ
わかりました。
あなた
了解です。
クロウリー
頼みましたよ。昼食は学食で摂ることを許可します。
クロウリー
では、しっかりり業務に励むように。
忠告をして、学園長は寮から出ていった。
グリム
ちえっ…掃除なんてやってられねぇんだゾ。
グリム
オレ様も魔法の授業で、バーン!ドドドーン!って、カッケー魔法打ちまくりたいんだゾ〜。
ユウ
しょうがないよ。とりあえず学校の清掃して、図書館いくよ。ここの世界の情報何も知らないからね。
あなた
うん。そうした方がいいね!
グリム
ぶつぶつ…

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