第82話

episode81
1,787
2022/08/08 01:08

あなた「んー、ごはん最強」
康「定食ってええなぁ、笑」


なぞに定食屋さんに来て、

2人してサバの味噌煮食べてます。渋い。





あなた「ほんまにおいしい、」
康「めっちゃもりもり食べるやん笑」
あなた「おいしくて、笑」
康「食欲すっかり戻ったんやな。よかった。」
あなた「うん、もうぜんぜん!元気ですよほんと。」
康「疲れてない?」
あなた「そりゃ多少はね、笑 …でも大丈夫。楽しいし、」
康「最近あなたの周りすぐ人集まってるもんな笑」
あなた「そ?笑 …夏、バタバタしてたから、嬉しいわ。こうやってたくさん話せるん」
康「そやなー、めちゃくちゃ大変やったやろ。」
あなた「うん、笑 でも、みんなが支えてくれたから。」
康「愛されてるな。ほんまに。ま、俺もあなたのこと好きやねんけどな?笑」
あなた「何急に、怖いて、笑」
康「え?笑」
あなた「はぁ…笑、なんかほんまにさ、楽しくて、…ね、楽しすぎて辛いわ、」
康「…東京行くん、やっぱ不安?」
あなた「ううん、そうやないねん、…なんか、悲しい。やっぱり、関西におる時間が、圧倒的に長いやん。だから…」
康「まあ、そうやんな。悲しくならん人なんておらんよ。そういう状況で。」



そう言って、

俯くわたしの顔を覗きこむじーこ。





康「泣きそうなったら、俺の楽屋使っていいから。」
あなた「うん、 ありがと。」
康「ほら!冷める前に食べちゃお?」
あなた「やね、笑」

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康「じゃ、気をつけて帰るんやで。」
あなた「ありがと。じーこもね」
康「俺は大丈夫やろ笑笑」
あなた「人生何があってもおかしくないやん、?笑」
康「それもそやな笑 また明日〜」
あなた「うんっ、また明日。」

小さく手を振り、

わたしはじーこに背を向け歩き出した。




…ラスト3公演、か、


梅芸が終わったら、もう冬松竹。


クリスマスかぁ、、


そうやんな、

街もなんか、キラキラしてきたし。





ぜんぜん、

気づいてなかった。




わたし、下ばっか向いてたんかな。



なんでやろ、

前向いて進んでいってるはずやのに。





…東京、



行くんやもんな。






なんか、

信じられない、まだ。



自分で決めたのに。





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