あなた「んー、ごはん最強」
康「定食ってええなぁ、笑」
なぞに定食屋さんに来て、
2人してサバの味噌煮食べてます。渋い。
あなた「ほんまにおいしい、」
康「めっちゃもりもり食べるやん笑」
あなた「おいしくて、笑」
康「食欲すっかり戻ったんやな。よかった。」
あなた「うん、もうぜんぜん!元気ですよほんと。」
康「疲れてない?」
あなた「そりゃ多少はね、笑 …でも大丈夫。楽しいし、」
康「最近あなたの周りすぐ人集まってるもんな笑」
あなた「そ?笑 …夏、バタバタしてたから、嬉しいわ。こうやってたくさん話せるん」
康「そやなー、めちゃくちゃ大変やったやろ。」
あなた「うん、笑 でも、みんなが支えてくれたから。」
康「愛されてるな。ほんまに。ま、俺もあなたのこと好きやねんけどな?笑」
あなた「何急に、怖いて、笑」
康「え?笑」
あなた「はぁ…笑、なんかほんまにさ、楽しくて、…ね、楽しすぎて辛いわ、」
康「…東京行くん、やっぱ不安?」
あなた「ううん、そうやないねん、…なんか、悲しい。やっぱり、関西におる時間が、圧倒的に長いやん。だから…」
康「まあ、そうやんな。悲しくならん人なんておらんよ。そういう状況で。」
そう言って、
俯くわたしの顔を覗きこむじーこ。
康「泣きそうなったら、俺の楽屋使っていいから。」
あなた「うん、 ありがと。」
康「ほら!冷める前に食べちゃお?」
あなた「やね、笑」
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康「じゃ、気をつけて帰るんやで。」
あなた「ありがと。じーこもね」
康「俺は大丈夫やろ笑笑」
あなた「人生何があってもおかしくないやん、?笑」
康「それもそやな笑 また明日〜」
あなた「うんっ、また明日。」
小さく手を振り、
わたしはじーこに背を向け歩き出した。
…ラスト3公演、か、
梅芸が終わったら、もう冬松竹。
クリスマスかぁ、、
そうやんな、
街もなんか、キラキラしてきたし。
ぜんぜん、
気づいてなかった。
わたし、下ばっか向いてたんかな。
なんでやろ、
前向いて進んでいってるはずやのに。
…東京、
行くんやもんな。
なんか、
信じられない、まだ。
自分で決めたのに。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!