あなた「そろそろ戻ろかな。」
斗「え〜、、」
あなた「え〜、、そんなん言われたら動けない、、」
風「また来てください」
あなた「え、嬉しい。また来るね!笑」
ちび5の楽屋を出て、
自分の楽屋に戻ろうとしたら、
にしたくが後ろから走ってきた。
あなた「どした?」
拓「…いや、あの、」
あなた「中入る?いいかな、ここ使って、」
誰も使ってない部屋を覗き、
電気をつける。
あなた「おいで?」
拓「はいっ」
中に入って座ると、
拓哉はゆっくりはなし始めた。
拓「さっき、みんな、話してたじゃないですか、あなたちゃんに優しくしてもらったって、」
あなた「あ、うん、」
拓「俺も、初めてあなたちゃんに話しかけてもらった時、ほんま優しくて、めちゃくちゃ安心できて。」
あなた「え、わざわざそれ言いにきてくれたん?なんかありがとうね…」
拓「いえっ、俺がちゃんと、言いたいなって思ったので… 入所したてのとき、風雅ばっかり注目されて、かわいがられて、ちょっと羨ましくて。そしたらあなたちゃんが、いっぱい話しかけてくれて、おんなじくらいかわいがってくれて。話も聞いてくれて… ほんまに、嬉しくて…」
そんなふうに思ってくれてたんや。
…なんか、よかった、、
拓「なんでそんないい人なんですか、?」
あなた「いやいや、わたしなんてぜんぜん… でも、あれかな、…優しい先輩に囲まれてきたから、わたしもおんなじようにしようって、思ってはいる。かな、笑」
急に入ってきた、女子のわたしを、
優しい受け入れてくれたこと、
よく考えたら、
ほんまにありがたいやんな…
あなた「…なんか恥ずかしいわ、こんな、語ってるみたいで笑」
拓「いいじゃないですか笑」
あなた「そ?笑 じゃ、戻りますか?」
拓「戻りましょっか、笑」
電気を消して、
部屋を出ると、
なんかカメラ。
あなた「びっくりしたぁ、笑」
梅芸から、
なんか、ドキュメンタリー?撮ってて、
カメラがずっと入ってる。
なんか緊張。
拓「恥ずかしいですねなんか、笑」
あなた「ね笑 じゃ、またね笑」
拓「はい笑」
…あー、
眠たくなってきた、
やっぱちょっと寝よかな、、
「あなたちゃん、」
顔を上げると、
そこには恭平が立っていた。
あなた「どうしたん?」
恭「ちょっと、いいすか、?」
あなた「いいよ?どうしたん、?」
恭「いや、一緒に話したいなぁって、」
あなた「珍しいな笑」
なんか最近、
一気に話す人増えたな…
もっと早くから、
みんなと話しとけばよかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。