第116話

episode115
1,812
2021/02/01 09:17
駅につき、


コンビニでちょっと買い物して、




そろそろ行こっかな、そう思って、


改札に向かうと、




そこには、


見覚えのある後ろ姿。







康「あっ、あなた!!」
駿「あなたちゃんっ!!」
あなた「えっ、なんで…?」
陸「お見送りに決まってるやん!」
あなた「わたし誰にも…」
大「マネージャーさんから聞いてんな」
康「まさかこんな早いって思わへんかったわ笑」
あなた「…ごめん、みんな疲れてるやろ?」
康「みんなきたいからきてんねん。」

申し訳なかった、けど、


めちゃくちゃ嬉しくて、

泣きそうになった。





…流星、、





だめだめ、

みんな来てくれたのに。







佑「あなたっ、」
あなた「えっ、走ってきたん?」
楽「連絡、気づくん遅れたから、、」
佑「よかった、、間に合って…」
あなた「ありがと…ほんまに、、」

なんでわたしの周りは、

こんなにいい人たちばっかりなんやろ。



幸せやな、

ほんまに。


________________________________________________


康 " あとどんくらい? "



じーこから、そんな電話が来た。

時間、やばいよな、


丈「もう近いねんけど… ちょっと詰まってて」
康 " わかった。あと15分くらいやねんけど、"

見えてる、もんな。

走ったほうが、


着く確率高いかな。




流「…丈くん、僕、降ります。駅まで走ります。」
丈「え、行ける?見えてるけどまあまああるで…」
流「行けます。」
康 " 流星なら行ける!怪我せんようにな。 "
流「うん、すぐ行くから!丈くん、ほんまにありがとうございます…」
丈「いいよこんくらい、早よ行き!」



俺は大きく頷き、

車を飛び出し、


全速力で駅まで向かう。







お願い、


お願いやから、

間に合ってください。






足、痛い…

昨日までの疲れのせいで、

いつもみたいに走れへん。




でも、

今出せる力を全部出してただひたすら走った。





駅が、近づく。



絶対、間に合わせな。





行ける、大丈夫。



だから、


もっと早よ、


足動いて…












プリ小説オーディオドラマ