第100話

episode99
1,772
2020/11/23 12:26

ジャニアイ見学して、


ちょっとみんなと話して。



新幹線のって、




次来るときはもう関ジュやないんか、


とか思いながら、




出発を待っていた。




「あなた!あなた!!」




え、


聞き覚えのある声に、

私は顔を上げた。







あなた「なんでですか、!?」


そこにいたのは、

重岡くんだった。




大「いやぁ、明日大阪で仕事やねん。で、新幹線乗ろかな思ったらあなたおったから追っかけてきた笑 めっちゃ呼んだのにぜんぜん気づかんかったなぁ」
あなた「え、なんかめちゃくちゃ恥ずかしいんですけど」
大「え?笑笑」
あなた「指定席やないんですか?」
大「そやけどあなたの隣の方がええからここ座るわ」


そんなことを言って、

重岡くんは私の横に座った。




大「仕事やったん?」
あなた「いえっ、ジャニアイ、見学しに来てて。今日束の間のオフやって、」
大「あー、あれか、あけおめあるもんなぁ」
あなた「そうなんですよ。westさんもツアーすぐですよね。」
大「そうそう、あけおめと被ってんねん初日。」
あなた「あけおめきて欲しかったです、」
大「え、あなたってそういうキャラやったっけ笑」
あなた「なんですかそういうキャラって笑笑」
大「わからん笑 そういや、あなたはバックつかんねんな。なんかあるん?」
あなた「あ、…えっと、」



そうやんな、

あそこのメンバーに私おらんの不自然やんな、






あなた「ちょっと、いろいろ。」
大「…そか。大丈夫?なんか元気ないやん。」
あなた「そうですか、?…あ、動いた。」



なぜか、


あの時の景色と重なった。

オーラスの前日に逃げ出したときのあの景色と。






大「あなた、?」
あなた「グズッ、ごめんなさい…」
大「ううん。大丈夫やで。」

なんで泣いてるんやろ。

ほんま、

自分がよくわからへん。




大「あれ、どうしたん?これ、」
あなた「え?グズッ、あ、…ネックレスですか?」
大「うん、珍しいやん。アクセサリーつけてるん。」
あなた「流星に、もらって。昨日。」
大「えっ、大西ちゃんそんなんするようなったん!?」
あなた「なりましたね笑」
大「すごいわぁ… やるやん大西ちゃん。え、昨日って言った?」
あなた「はいっ、昨日です」
大「え!!クリスマスやん!すご!何2人付き合ってるん!?」
あなた「そんなわけないじゃないですか笑」
大「えー、いいと思うけどなぁ大西ちゃん。いい子やしかわいいし。」
あなた「いやいや、そもそもだめじゃないですかそんなん、笑」
大「大西ちゃんとあなたはもう公認やろ。」
あなた「わたしってそんな流星のイメージですか?」
大「うん。あなたときたら大西ちゃんやろ〜」

…そうなんや、

なんでやろ。




もう一緒にやってない時間の方が多いのに。


あなた「わたしって流星のこと好きなんですかね、」
大「え?」
あなた「あ、好きですよ、めちゃくちゃ好きです。…その、恋愛のほうで?好きなんかなって。」
大「あー、どうなんやろなぁ。好きなんちゃう?結局大西ちゃんとおるときが1番嬉しそうなきぃするけど。」
あなた「…それは、自覚あります。」
大「やろ?」


好き、なんか。



…流星のこと。


なんだか急に恥ずかしくなってきた。





大「あなた顔真っ赤やん笑笑」
あなた「えっ、いやや、」
大「かわええなぁ!笑」


いややほんま恥ずかしい、



いつか、

言うんかな。




流星のことが好きです。って。





多分言えへんよな。



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