第91話

episode90
1,770
2021/01/06 14:40

あなた「風雅、どうした?大丈夫?」
風「…いやです、」
あなた「え…?」


いや…?






あなた「ふうg ガチャッ
龍「あ、おった。風雅、呼ばれてんで。」
風「…はい、」


わたしの手を離し、

風雅は稽古場を出て行った。


龍「あなた?」
あなた「風雅、どうしたんかな、さっき、私の手、握って、いやですって…」
龍「…寂しいんちゃう?」
あなた「え、?」
龍「東京、行くんやろ?」
あなた「…はい、わかっちゃいますよね、」
龍「まあな、、信じたくないって、気づかんふりしてる人もいるけど。」
あなた「…まだ、誰にも言わないで下さい、ちゃんと話したいんです。気持ちの整理付けてから、自分で、」
龍「大丈夫やで。あけおめまでおるん?」
あなた「はいっ…」
龍「そっか。俺も。」
あなた「…え?」
龍「俺、俳優業に専念することにしてん。」


頭が、真っ白になった。


なにも言葉が出なくて、

ただ、

静かに、


頬に涙が流れていくのだけがわかった。




龍「なんでなくねん笑」
あなた「だって…」
龍「がんばろな。お互い。」
あなた「…いいんですか、?ほんまに、」
龍「え?」
あなた「…いえ、…すみません、」


いっぱい、

考えて決めたことなんやろうし、



わたしなんかが、

口出ししたらあかんよね。



龍「俺は大丈夫やから。そんな顔せんといてや笑」


わたしは、

小さく頷いた。






あなた「がんばります。わたしも。」


ガチャッ、




ん、?




康「あ、ちょうどよかった。」
あなた「なに?」
康「2人に、ちょっと話したいことあってさ。」
あなた「…うん、?」

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あのあと、


じーこから聞いた話は、


ほんとうに衝撃的やった。






予想外すぎて

信じられなくて。




康「ごめんな、びっくりさせて。」


龍「あなたはHiHi Jetsで康二はSnowManか。なんかすごいな。」






SnowManに加入する。


そんなん言われても、

信じられるわけない。




入れ替えが多いグループだったわけでもないし、

結成してだいぶ経つし、


しかもなんで、

わざわざ関西から…



あなた「…まだ信じられへん、」
康「そうやんな、笑」
あなた「…あー、そっか、、…グズッ、」
康「泣かんでいいやん笑」
あなた「いや、グズッ、…ばらばらやな、…ほんまに、グズッ、」
龍「なにがあるかわからんもんな。」
あなた「ですよね…」
龍「康二、アクロバットどうするん」
あなた「ほんまやん、バク転、まだ怖い、?」
康「それは、…がんばるしかないやん。」
あなた「うん、、…てか、龍太くんはともかく、わたしなんかに先話しちゃってよかったん、?」
康「あなたとはおんなじ境遇なわけやし、それに、HiHi Jets入ること先聞いちゃったから。言わなあかんなって。」
あなた「そっか… ありがとうね。話してくれて。」
康「うん。3人おんなじタイミングで再スタートやな。」



じーこも、

龍太くんも、


関西ジュニアからいなくなるんか。



…想像つかへんな。





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