涼「えっ、あなた、大丈夫?」
部屋から出てきたあなたは、
目を腫らして、
顔はなんだか、
やつれてしまったように見えた。
あなた「…っ、」
あなたは頬に大粒の涙を流し、
俺にぎゅっと抱きついた。
涼「どうした?」
あなた「グズッ、、自分が、グズッ、ヒック、嫌すぎる…グズッ、ほんとの気持ち、グズッ、、隠して、…無理矢理、前進もうと、ヒック、して、っ…だけど、隠せてなくて、」
涼「うん…」
あなた「バレてた…グズッ、、あと、グズッ、やっぱりわたし、もうちょっとだけ…関西、グズッ、関西で、…また、流星たちと…できる、可能性、信じたい…グズッ、、佑吏たちが、背中、押してくれて、グズッ、だから、…」
涼「そっか。いい仲間だね。3人。よかったじゃん。ほんとの気持ち気づけて。」
あなた「うん…グズッ、HiHiのことも、もう少し、頑張ってからでもいいかな、?」
涼「いいにきまってるじゃん。」
あなた「ごめんな…ありがとう、グズッ、、わたし、なんか、最低やな、」
涼「なんでよ笑笑」
あなた「HiHiのみんなに、わたしなんかの気持ち待ってもらって、…それに、一緒に頑張ろって言ってた仲間のこと、なんか、裏切るみたいなことして、グズッ、、最低やん、」
ガチャ…
涼「あ、」
佑「…最低やないって、」
楽「俺らなんも思ってないで?」
陸「あなたのこと1番応援してるから!」
涼「あなた、ほら、」
あなたは、ゆっくり振り向き、
3人を見て、
小さな声で、
本当にありがとう、
と言った。
佑「じゃあ、そろそろ行くわ。」
あなた「またね…」
陸「ばいばい!」
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夜公演が終わり、
わたしはホテルに戻った。
…泣きすぎて頭痛い。
あなた「ねよ、」
シャワー浴びてきたし、
歯磨きしたあとなんも食べてないし、
いいやんな。
服を着替え、
わたしはベッドに寝転び、布団をかぶった。
頭、がんがんする、
…はよねよ、
わたしはゆっくり目を閉じた。
けど、
眠いのに、なんか寝れんくて、
なんも考えてないのに、
涙が出てきて。
何に、こんなに追い詰められてるのかが、
よくわからなくて。
わたしがするべきことなんて、
わかりきってるんだから。
悩むことなんて何もないのに。
p.s.
下書きがえげつないほど溜まってるので
ばしばし投稿していくかもしれませんしないかもだけど
ほんとに気分屋ですごめんなさい、
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。