大「…やっぱ4人って、ちょっと寂しいな」
康「暗い顔せんとこ?」
紫耀と廉がいなくなってから、
はじめてのスタジオでの収録。
なんとなく、
わたしたちはまだ誰もいないスタジオに入って
いろいろ、話をしていた。
流「…」
あなた「そうやな…」
あなた「今日、竜之輔おるやんな?」
大「おるおる。」
あなた「もう、来てるやろうから、行ってくるわ」
これ以上、
ここおったら泣きそうやし。
あなた「あ、文一くん、末澤くん、おはようございます!!竜之輔も。おはよっ」
文誠竜「おはよ~」
龍「俺は!?」
龍太くん笑笑
あなた「おはよーございます、りゅーたくんっ笑」
龍「なんか適当ちゃう!?」
竜「4人おらんからびっくりしたわ笑」
あなた「ごめん笑 スタジオでしゃべっててん。」
龍「え、無視!?」
あなた「何この被り物…笑笑」
机の上には犬の被り物←
被り物といえば…
あなた「りゅーたくんか。笑」
龍「何笑ってんねん!先輩やで自分!?」
あなた「ごめんなさい笑」
龍「もー…てゆうか、なんでこんなん被らなあかんねん、」
あなた「かわいいからいいじゃないですか笑」
てゆうかどんな内容よ笑笑
台本、台本…
あなた「あれ?」
誠「どうしたん?」
あなた「わたしの台本がない…」
龍「え、そこちゃうん?」
あなた「え、?あ、…いや、ないです、」
なんとなく、
嫌な予感がして、
わたしは衣装が用意されている部屋を見に行った。
あなた「ないっ…」
流「あなた…?どうしたん?」
あ、流星…
あなた「台本と、衣装がないねん…」
流「え?」
こんなこと、
いままで一度もなかった。
流「スタッフさんに聞いてみよ?」
あなた「そうやね…」
部屋を出ようとした、
その時だった。
ス「あ、あなたちゃん!」
あなた「あ、スタッフさんっ、あのっ…」
ス「あなたちゃん、今日から、レギュラーメンバー変わることになったから、帰っていいで。ごめんな、今日の朝、ジャニーズさん側から言われて、急遽決まって。連絡入れ損ねた。」
え…どういうこと…?
流「僕は…」
ス「大西くんはレギュラー。西畑くんと向井くんも。」
え、
何、わたしだけ外されたの?
ジャニーさんに背いたから?
いや、ジュリーさんかもやけど。
わたし、多分好かれてないし。
それ以降、
わたしの仕事は激減した。
焼け野原の中で
わたしは…
事務所にほされた。
東京に行かなかったのが、
間違いだったの…?
そんなことない。
たとえ、仕事が減っても、
関ジュのみんなといれるから。
それに、
頑張り続けたら、
いつか報われる。
だから、これでいい。
わたしがもっと頑張ればいい。ただそれだけ。
そう、
信じていた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!