第50話

episode49
2,072
2020/10/13 13:50

流「なあ、」
大「ん?」
流「やっぱ東京行っちゃうかな。」
大「…なんか、覚悟決めてるような顔しとったな。でも、あなたにとってはそっちの方がいいのかもよ。特技も活かせるし。なんか、あの6人かっこよかったやん。」
流「…やんな、」
大「流星はいや?」
流「…いや、やし、そんなん、考えられへん。あなたの気持ち考えなあかんのはわかるけど、なんで、…なんで離れなあかんの?俺は一緒におりたい。ずっと。」

最低やんな。

ほんとに大事に思ってるなら、


あなたのこと応援せなあかんのに。




どうしてもいややって思っちゃう。




大「…でもさ、俺らももう、気持ち切り替えて頑張らなあかんからさ。」


流「わかってるよ。…もう、無理やもんな。」


大「…いつ言うん?」


流「今言わんほうがいいかな、…あなた、ドリボに集中したいやろうし。話したら、絶対考えちゃうもん、」


大「確かにそうかもな。…なんで関西にグループ作ること決めたのに、あなたは東京やったんかな。」








ほんまに数日前、


4年ぶりに、関西ジャニーズJr.にグループができた。





そこに、あなたはおらんかった。

じーこも、龍太くんも。



まだ、状況に追いつけなくて、

あなたにちゃんと話せる自信もないし、



流「…あなたにはHiHi Jetsがあってるって、あそこが1番輝けるってジャニーさん思ったんやろ。」



ステージに立ってる姿みたら、

もう、そうとしか思えへん、




あんな輝いてるあなた、

初めてみた。


大「そやけどさ… あなた、どう思うかな。」
流「…わからん。前、あなた、また一緒にやりたいって言ってくれてん。」
大「えっ… そうやったん、?」
流「うん。… 最近は、なんか、岡ちゃんたちと頑張ってこうって感じしてたけどさ。やっぱ、いざこうなったら…ちょっとは、な、なんでこっちやないんって、なるかもしれん。」
大「そうやな。…それに、こうちゃんのこともあるし。」
流「やな、」
大「いつ言お。稽古始まるまでに言わんのも…ちょっと、あれやもんな」




…あなたに、なんて言ったらいいんかな。



悲しむかな。






流「…もうわからん、」


_________________________

あなた「優斗、」
優「ん?どうしたの?」
あなた「ちょっと、ご飯いかへん?」



公演後、


わたしはそう、優斗に声をかけた。

優「えっ、いいの?」
あなた「うんっ、なんか、ホテル帰るん寂しいなって、」
優「そっか、!どこいく?」
あなた「ファミレスとかでいいわ笑」
優「だね笑笑 行こっか!」
あなた「うんっ」


優斗と2人でって

地味初かも。




てかHiHiのみんなと遊びに行ったりってあんまないか。





なんか楽しみ。




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