第93話

episode92
1,752
2020/11/09 13:57


あなた「まだ時間あるやんな?」
流「40分くらい?」
あなた「…ちょっとさ、一緒になんか踊らん?笑」
流「え、いいやん!笑 やろやろ!」
あなた「音源あるかなぁ」


ガサッと適当に入れられたCDたちをあさると、


奥のほうに、


わたしたちがよく一緒に踊ったあの曲。


あなた「あった笑」
流「なに?」



わたしは、CDをプレイヤーにセットし、

再生ボタンを押した。



流「あ、やっぱり?笑」
あなた「これしかないやろ笑」


おなじ空の下


勝利くんのソロ曲で、

わたしも流星も大好きで。


毎日聞いてたら、


披露したら?って。





一緒にやらせてもらって、





あなた「ねぇ あなたは あの時 道に迷ってる僕に
なんども? 声をかけてくれたのかな」
流「これが正解かどうかは 分からないけれど
あなたの言葉信じて」
あなた流「これからも 変わらないMy space 
Left or right?
僕らは 前に 進まなきゃ
そこからふりかえってごらん
右が左で 左が右になるね いつだって
行き先を 迷っても あなたが選んだ道ならば
No cry! 僕は信じる 一緒にいるよ おなじ空の下」

懐かしすぎる。

…身体動くもんやな、、




流「ねぇ あなたが 僕とは 違う道に行ったって
その先 必ず逢える気がするよ」
あなた「なんかうまくは言えn…グズッ、けど そばにいて欲しいyグズッ、
よくばったりはしないからさ」
あなた流「愛だけで それだけでいいのさ
Left or right?
僕らは 前に 進まなきゃ
そこからふりかえってごらん
右が左で 左が右になるね いつだって
「頑張って!」 とあなたに 言うことなんてしないから
No more! 僕は信じて 一緒にいるよ おなじ空の下」


涙が、

止まらなかった。




歌詞、

こんなんやったね、そういえば。


なんか、

今聴くと、ほんに、

ささる…




流「どこへむかうのか」


あなた「見失ったって」
流「行きついた先が」
あなた「行き止m、ヒック、でも For you」
流「この世界に 悲しい 涙は もういらない」
あなた「それでも 前に 進まなきゃ、グズッ、
そこからふりかえってごらん」
流「右が左で 左が右になるね いつだって」
あなた流「行き先を 迷っても あなたが選んだ道ならば
No cry! 僕は信じる 一緒にいるよ おなじ空の下

Oh... 明日に歌おう Oh... おなじ空の下」


曲が終わると、


流星は、わたしをぎゅっと抱きしめた。






あなた「グズッ、あかんわ、笑…流星、グズッ、ヒック…」
流「あなた… やっ ガチャッ、

え、



パッとドアの方を見ると、

そこにいたのは大ちゃんとじーこ。






流「なにしてるん、」
康「この音聞こえたら覗きたくなっちゃうやん?」
大「2人とも大人になったなぁ…グズッ、」
あなた「なんで大ちゃんが泣くん!?、笑」
康「大ちゃん行こ、流星めっちゃ迷惑そうな顔しとる、」
大「りゅうs 康「ごめんなー笑」

じーこは大ちゃんの腕を引いて稽古場を出た。






あなた「大人になったんやってさ。笑、…グズッ」
流「…なあ、」
あなた「ん?」
流「俺、ずっとあなたのそばにおるから。なんていうか、…物理的に離れることがあっても、一番の味方でいるし、何があっても一緒におるから。」
あなた「うん…グズッ、 ありがとね… 流星、…ぎゅってしていい?」
流「ええよ。」


わたしは、

流星にぎゅっと抱きついた。






あなた「ここでいっぱい怒られたね、」
流「そやね、、」
あなた「無茶振りもいっぱいしたし、めっちゃ笑った…」
流「思い出、ほんまいっぱいやもんね。ここ。」
あなた「うん… わたし、松竹座好き。」
流「俺も。」






…いつか、

帰ってこれたらいいな。





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