" Can't stop yeah you know?
Don't stop me stand up! Everybody…
関西ジュニアとしての、
最後の公演がついに始まった。
康「始まっちゃったな。」
あなた「わ、びっくりした…ここいていいん?」
康「大丈夫大丈夫、笑 あなた、楽しむんやで。」
あなた「そっちやって。楽しんでな。…ほら、準備し!もうすぐ出なあかんやろ?」
康「あ、やばい、行かな!笑」
あなた「転ばんようにね笑」
実感、全くないわ。
そんなことを考えながら、
移動したりしてたら、
あっという間に出番が来て。
気付いたら、
ステージに立ってて。
キラキラした衣装を着たみんなの後ろ姿が、
眩しかった。
すごいな、関西ジュニア。
もう誰にも、
焼け野原なんか言われないね。
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あなた「りゅせほんま似合うなぁ笑笑」
流「あなたもなんか、おもろい笑笑」
あなた「え、ひどない?笑」
そんなことを話しながら、
わたしたちはキラキラ…というか、
元祖アイドル衣装?を着て、
ステージに移動する。
恥ずかしいです。でも、嬉しいです。
また、流星とダブルセンターでできます。
流「アイドル8も最後かな。」
あなた「いつか再結成しよ笑」
流「それ最高!」
あなた「よしっ!絶対ね!…行こっか。」
相変わらず、
アイドル8のときは、
みんな全力のオタ芸。
そして、
ステージの最前列から、
真ん中から見る景色は、
やっぱり圧巻で。
ペンライト、綺麗。
今日昼も、
昨日も見たはずなのに、
なんでかな、
涙出そう。
" 一瞬のときめきが永遠に輝こうと
信じ続けたいよ
決められた筋書きで
いつか捨てられるような
そんな運命でも
Be your eternity "
ずっとずっと、
輝いてたい。
こんな時間が、まだまだ続いて欲しい。
隣には、
キラキラ笑顔の流星。
わたしの視線に気づいたのか、
流星はこっちを見た。
そして、
わたしにぎゅっと、抱きつき、
イヤモニを外した。
そして、
マイクに声が通らないように、
ほんまにちっちゃい声で、
" 楽しかったな! "
そんなことを言った、
あなた「楽しかったっ…」
あ、
うっかり声が、マイクに通る。
流「もお笑」
あなた「すみません笑笑 アイドル8でした〜、?」
もう、締め、ふにゃふにゃやん、笑
でも、なんかほんまに楽しくて。
こうやって、最後に前に立たせてもらえてるのが、
幸せすぎて。
頑張ってきてよかった。
ようやく、そんなことを思えた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!