第23話

episode22
3,473
2019/12/15 01:02

てかジャニさんまだ!?


はよ話してくれ、もやもやするやん、






ガチャ、


あ、来た?




ジャ「なんだ、you、東京Jr.と仲良いの?」




わたしは急いで立ち上がった。
あなた「だいぶ仲良くしてもらってますよ?」
ジャ「そうか。you、HiHi Jetsに入らない?ジャニーズ銀座、出ちゃいなよ。」


あなた「っ…」





やっぱりか…



…なんで急に。


なんで私、?


てゆうか、

干されてたわけやないってことでよきですかね、



…そゆこと、?


わからんけど、

あなた「…なんでですか。」
ジャ「関西にいたら、youはずっと今のままだよ。」
答えになってませんけど、







あなた「…HiHi Jetsは、ほんまにすごいグループです。
なんでわたしなんですか?
それに、彼らには彼らの絆もあるでしょうし。
わたしみたいな、全然一緒におらんかった人が急に来るなんて、ちょっと、申し訳ないです。
HiHi Jetsに加入させて頂けるような価値を見出していただけたなら、
わたしは、少しでもいいから、関西で、前に行きたい。」


優「あなたちゃん…」






なんで、


なんでうまくいかへんのかな。





ジャ「you、何回チャンス逃すの?」


あなた「関西で、チャンスを掴むまでじゃないですかね。大人の事情で、どれだけ酷い仕打ちに合ってきても、わたしは逃げなかった。頑張った。いまさら、関西離れるなんて、ありえません。どうしても、離そうとするなら、わたし、事務所辞めます。」


ジャ「わかった。…今すぐじゃなくてもいい。考えときなさい。youは、また、自分で自分の可能性を潰そうとしてるんだよ。」
そう言って、

ジャニーさんは部屋を出た。






なんだか力が抜けて、





わたしはソファーにフラフラ座り込んだ。








飛「大丈夫!?」
あなた「…うん」



あ、

やばい、



涙出そ。



瑞「あなた?」
あなた「…、」




一粒溢れると、




次々にこぼれ落ちるわたしの涙。




雄「…頑張ったね。」
飛「あなた、かっこよかった。」 



わたしは首を横に振った。




はぁ…



あなた「何、泣いてるんやろねっ、、グズッ、ごめん、」


涼「あなたすぐ我慢するから。今くらい泣いときなよ。」





我慢、

しないと、



きっと毎日泣いちゃうねんもん…
背中をさすってくれる雄登。


頭に手を置きそっと撫でてくれる、瑞稀くん。


何も言わず、隣にいてくれる涼くん。


ぎゅっと手を握って偉い偉いって、

なぜかニコニコのなぁくん。





そして、

あとのみんなはこぞって困り顔。



ほんとに申し訳ない、



あなた「ごめん…なんか、」
瑞「謝んないで。あなた、悪いことしてないでしょ?」
あなた「っ… 、わたし、、関西おったらあかんのかな……」
飛「そんなわけないじゃん…」
あなた「だってっ… そうやん、」
優「そんなこと、言わないでくださいよっ…!!」


そう、


大きな声を出す優斗。


その声は、少し震えていた。







優「なんでそんなこと言うんですか!?グズッ、」
あなた「…なんで優斗が泣くの、?」
優「だって…」
あなた「優斗には、わからへんやろ。」


そう言って、



わたしは部屋を出た。

プリ小説オーディオドラマ