お昼休憩、
わたしは胸の内をHiHi Jetsのみんなに話した。
あなた「…どうおもう、?」
瑞「近道なんかじゃないでしょ。あなた、6年間頑張ってきたじゃん。」
涼「うん。がんばってなかったらジャニーさんHiHiに入れたいなんていいださないよ。ずっとがんばってたからこそでしょ。」
あなた「…そっか、、」
蒼「俺からしたら、あなたちゃんは報われて当然だと思いますけど。どんな扱いされてもずっと変わらず頑張ってて、ほんとすげーなこの人って。思ってましたから。」
そんなふうに、
思ってくれてたんや。
龍「裏切るなんて、思う必要ないですよ。それに、関西ジュニアのみんなも、あなたちゃんが活躍するのは嬉しいと思う。藤井くんが言ってたあなたちゃんがドリボ決まったの、関西ジュニアみんな喜んでるって流星くんが言ってたって。」
あなた「そうやったん…?」
優「あなたちゃんの行きたい道に行くのが、みんな1番嬉しいと思いますよ。やっぱり関西がいいって思うなら、関西に帰ればいいし、俺らと一緒にやりたいって思ってくれるなら、一緒にやりましょうよ。」
あなた「…そんな、いいのかな。自分勝手じゃ、、それに、みんなの気持ちとかもあるし。」
瑞「自分勝手でもいいでしょ。迷惑はかけてないんだし。今まで散々振り回されてきたんだから。それと、俺らもあれからいろいろ話したし最近も話し合ったけど、あなたのこと、いつでも待ってるから。」
あなた「っ…!」
どうしよ、
なんか、泣きそう。
涼「あなたは優しすぎるんだよ。もっと自分の気持ち大事にしなよ。」
優「…悩んだら、いくらでも話聞きます。」
あなた「ありがとね。やっぱ、HiHi好きやわ。みんなほんま優しい。HiHiと一緒でよかった。」
5人となら、
やっていけるかな。
1か月、
乗り越えられそう。
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それからの一週間は、
ほんとうに濃い時間だった。
大変だった
もうやだって思ったりもした
だけど
HiHiのみんなと過ごす時間は楽しくて
早く並んで舞台に立ちたいって思った。
だけど、
6人でいるとき、
毎日毎日頭をよぎるのは、
関西のみんなだった。
やっぱり関西が大好きで、
可能性、信じたくて。
諦めたくない。
けど…
ずっと状況変わらんかったらどうしようって、
そんなこと思うと、
めちゃくちゃ怖い。
昨日、
わたしのもとにジャニーさんがやってきて、
HiHi Jetsどう?って。
入る気なった?ってことやと思う。
…迷うも何も、
ほんとは一回断ってんねんけどな。
考えるの辛すぎて、
もうジャニーさんが決めてくださいって
言っちゃったりもした。
だけど、
" あの時は自分で決めたのに? "って
なんも言えんかった。
優「あなたちゃんっ、」
あなた「ん?」
優「もう行きますよ?」
あなた「…うん。」
今日はいよいよ初日。
初日でつまづいたら、
きっとずっと引きずる。
絶対成功させな。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。